蓮舫消費者相は9日、福島市のJA農産物直売所を訪れ、農業関係者らから震災被害について要望を聞いた。 用意された福島県産イチゴを食べるパフォーマンスも見せ、「市場に出回っているものは食べて大丈夫」と、安全性をアピールした。 直売所では、生産者らが「原発事故による風評被害を払拭してほしい」「福島の農産物は安全だと全国に伝えてほしい」などと要望。蓮舫消費者相は「放射線量が基準値を超えた場合は出荷制限している」と述べ、流通している農産物の安全性を強調した。
茨城県北茨城市沖のイカナゴ(コウナゴ)から基準を超える放射性物質が検出された問題で、同市は漁ができなくなった市内の漁師らを臨時職員として1年間、雇用することを決めた。週明けにも20〜30人を募集する。津波で被災した地区の土砂やがれきの撤去など、復興支援の仕事に就いてもらうという。 市内の大津漁港で9日に開かれた漁師らの会議で、豊田稔市長が表明した。市内には約600人の漁業関係者がいるが、応募状況次第で雇用人数を増やすことも検討するという。 津波で県内の漁港は大きな被害を受け、ようやく漁を再開した矢先、イカナゴ問題で県産の魚介類全体が値崩れしたり取引を断られたりする事態になった。このため、県内の漁協はほぼすべて、6日から漁を全面的に見合わせている。 同市沖では、市内の平潟漁協が1日に捕獲したイカナゴから1キロあたり4080ベクレルと、その後定められた国の暫定基準(同2千ベクレル)を大き
私は、このサイトでは物を作ったり、街歩き調査をしたりという記事が多い。が、アポを事前に取って行う取材の記事も、たまにではあるが書いている。 そのとき、一般人にまぎれて写真を撮ったり、イベント会場などで怪しまれずに歩き回ったりするのに、「報道腕章」が欲しい、とつねづね考えていた。一度ビッグサイトで行なわれたイベントで「報道です」と言ったら、腕章を貸してくださったことがあったが、あのときは誇らしい気分になったものだ。 なきゃ作ればいい。そんな声が天から聞こえてきたので、TPOに合わせて報道腕章を作ってみることにした。ふざける気はゼロパーセントである。 (乙幡 啓子) 悔しさをバネに Webマスター林さんが以前取材した「ドクロの船を追え」の記事では、他社の報道腕章がうらやましい、という気持ちが行間からにじみ出ていた。 以下の写真は当時のものを林さんからお借りしたのだが、メール本文コメントにはやは
東日本大震災による影響で横浜市金沢区の八景島周辺の住宅街などでも液状化現象現象が発生している。金沢区の柴町の集合住宅では、マンション入り口の地盤が大きく沈下したり、駐車場が大きく浮き上がるなどの液状化が起きている。このほか液状化は、八景島へとつながる国道の橋脚部分や路面でも発生。周辺駐車場でもゆがみが発生し、波打つようになっているところもある。 液状化は、水分を含んだ砂質の地盤が地震の震動により液体のように動く現象。埋め立て地や河口で起きやすといわれる。浦安市では、埋め立て地を中心に、面積の約4分の3で、液状化が発生した。それだけに関東地方でも、埋め立て地の液状化対策として、地盤強化などの問題が浮上してきた。(写真報道局 伴龍二)
地下にあった駐車場が盛り上がり、沈下した地面と大きな段差が出来た。震災前は同じ高さだった(横浜市金沢区で) 東日本大震災で、横浜市金沢区内のマンションでも液状化によるとみられる地盤沈下や隆起が起き、1か月近くたった今も、敷地内が激しくうねった状態のままになっている。 通路部分の地盤全体が沈下したのに対し、地下2階まである駐車場だけは1メートル以上浮き上がり、最大約2メートルの高低差ができている。 震災当日、マンションの管理組合副理事長の加藤哲也さん(79)が外に飛び出すと、地面から泥水が噴き出して約20センチほど水がたまり、アスファルトがぐにゃりと変形し、地面に敷き詰めたレンガはずれてしまっていた。「何だこれと、ぼう然と立ち尽くした。9年前に建ったばかりで、ついの住み家として買った高齢の人も多いのに……」と話す。 マンションに住む男性会社員(45)も、「部屋の中では物も落ちなかったのに、ど
横浜市港北区の住宅街でも地表から砂や水が噴き出し、家が傾いたり、道路に亀裂が入ったりした。横浜市などが応急危険度判定をした66軒のうち「危険」が1軒、「要注意」が12軒。港北区も27軒を対象に、罹災(りさい)証明書を発行するための調査を進めている。 50代の男性会社員宅は11日の地震直後に家が傾き、玄関ドアが開かなくなった。庭から砂や水が噴き出して土が盛り上がり、亀裂が入った。駐車場が沈み、道路との間に段差ができて車が出入りできない。10センチほどだった段差は余震で20センチほどに広がり、屋根も傾いてきたという。 修理には1千万円ほどかかりそうだ。男性は「修理の前に地盤を調べないと、また同じ被害に遭う。自己負担になれば生活のめどが立たない」と訴える。近所には、玄関ドアを開けると家が崩壊するおそれがあるとして庭先のガラス戸から家に入る人もいる。 神奈川県によると、一帯は約50年前に池を
東北地方の復興のために、鉄道マンたちが力を合わせて走らせる復興貨物列車。このうち石油輸送列車のルートは2つ。横浜市の根岸貨物ターミナルから新潟、青森経由で盛岡に至るルートと、同じく根岸貨物ターミナルから新潟経由で郡山に至るルートだ。盛岡行きも郡山行きもタンク貨車20両編成だが、郡山行きは新潟で10両ずつに分割される。燃料を待つ側としては「一度に運んで欲しい」だろう。しかし、これは「なんとしてでも東北に燃料を」という鉄道マンの苦肉の策なのだ。 発車の時を待つタンク貨車たち タンク貨車は運行ルートの制約を受ける 鉄道路線の規格はどれも同じではない。長大な列車、重量級の列車が走る区間は最高ランクの堅牢性で作られており、短い旅客列車が主な路線では、少しコスト面に配慮している。具体的には細いレールを使ったり、路盤や基礎を簡素にしているようだ。 もちろんそれらは、普段走行する列車に対しては余裕を持った
イオングループでショッピングセンター内の室内遊園地を展開するイオンファンタジー(東証1部上場)の取締役を名乗る人物によるTwitterのツイートが批判を浴び、同社サイトが“炎上”する騒動があった。同社は4月7日、このアカウントは同社取締役とは無関係だとして、法的措置を含め対応することを明らかにした。 発端は6日、この人物がソフトバンクの孫正義社長による100億円の寄付について、「孫氏の100億円寄付と報酬全額寄付、同じ経営者としてちょっと失望。災害は大変悲しいできことですが、それとビジネスは別物」などとしたツイート。これに対し孫社長が「投資家失格でも構わない。」とRTで応じた。 孫社長には100万超のフォロワーがいる上、この人物のプロフィールに「株式会社イオンファンタジーの取締役を務めています」とあり、「もう一回地震が来たらそのときは頑張るぞ(笑」といった偽悪的なツイートが多かったことから
ツイッターの「東北関東大震災に関するデマまとめ」(jishin_dema)」さんが中心となって、主にツイッター上を流れるデマ情報とそれに対する分析の収集・告知が精力的に行なわれており、多くの人が情報提供や検証に加わっている。震災発生直後から1週間程度がデマのピークではあったが、現在も新たなデマは生まれつつあり、また過去に否定されたデマが生き続けているものもある。 そのツイートをもとに@omiya_fctokyoさんがTogetter - 「「東北関東大震災に関するデマまとめ」のまとめ」を作成され、わたしも気がついたら編集に参加している。 今回、この「デマまとめのまとめ」をもとに、震災発生後約1カ月間のデマ80件をピックアップ、パターン別にまとめてみた。 ※この記事は震災後1か月足らずの時点でのまとめです。同年6月に発行した冊子『東日本大震災でわたしも考えた』では震災後のデマ100件の分類整
クリックして拡大する奈良公園の浮見堂が再びライトアップされ、鮮やかに浮かび上がった(長時間露光)=8日夜、奈良市(竹川禎一郎撮影) 東日本大震災で広がる自粛ムードを断ち切るため、イベントや観光振興を続けていこうとする宣言が8日、大阪から発信された。花見シーズンを迎えた関西の観光地ではライトアップイベントや花見の中止が相次ぐ一方で、「復興の機運を盛り上げたい」「関西から元気な日本をアピールしたい」と、宣言と歩調を合わせるかのようにイベント再開の動きが出始めている。 奈良公園の鷺池に浮かぶ六角形のあずまや「浮見堂」は8日夜、3週間ぶりにスポットライトを浴びた。散策道にはソメイヨシノが咲き誇り、水面に映る夜桜を堪能する花見客もみられた。 浮見堂や興福寺五重塔、平城宮跡・大極殿、薬師寺など6カ所を通年で照らし、古都奈良の夜景を演出する「ライトアッププロムナードなら」。関東地方の計画停電を受け、奈良
東京電力は4月8日、東北地方太平洋沖地震やその余震などによる停電、3月14日から実施の計画停電により、停電した地域の顧客を対象に、電気料金の割引を行うと発表した。 一般家庭など低圧で受電している顧客、高圧で受電し契約電力が500kW未満の顧客において、1日のうち1時間以上の停電が発生した場合、1日ごとに基本料金の4%を割引し、5月分の電気料金請求時以降、順次精算手続を行う。 一般家庭(従量電灯B、30A契約)の1日当たりの割引額 基本料金 1日当たりの割引率 1日当たりの割引額 819円 4% 32.76円 契約電力が500kW以上の高圧および特別高圧の顧客において、1回10分以上の停電が発生した場合、停電の延べ時間1時間ごとに基本料金の0.2%の割引が行われる。託送供給についても約款に基づき、割引が行われる。
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