JR北海道は22日、北海道新幹線(新青森―新函館北斗)と在来線の特急列車を乗り継ぐ際の「乗継割引」を来春に廃止すると発表した。札幌から新函館北斗まで特急で行く場合、割引がなくなると特急券が今より1590円高くなる。経営状況を改善させるためという。 乗継割引は、北海道新幹線と在来線の切符を同時に購入して乗り継ぐ場合、在来線の特急券が半額になる制度。例えば、新幹線で新青森駅から新函館北斗駅に行き、そのあと函館線の特急で札幌駅まで行く場合、函館線の特急券が3170円から1580円と半額に割引される。新幹線の前後ともに在来線特急を利用する場合、どちらか高い方の特急券が半額になる。 青函連絡船が運航されていた1966年に始まった歴史ある制度の廃止だが、JR北は、現在はインターネット予約サービス「えきねっと」でさまざまな割引切符を用意していると説明している。(新田哲史) ","naka5":"<!--