ノルウェー、50年までに「CO2ゼロ」表明 2007年04月20日10時12分 ノルウェーのストルテンベルグ首相は19日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素など温室効果ガスの排出を2050年までにゼロにする考えを表明した。他国の排出減への協力で自国分を相殺するといった方法をとる。先進国で排出ゼロを掲げた国はこれまでなく、温暖化問題がテーマの6月の主要国首脳会議(G8サミット)を控えた各国の議論を刺激しそうだ。 ロイター通信などの報道によると、首相は出身母体である労働党の大会で演説し、「温暖化防止策づくりを先導する」とし、他の主要先進国にも「ゼロ」への同調を呼びかけた。連立内閣の支持も得ているという。 自国での省エネのほか、風力や太陽光発電の導入拡大を中国やインドなどで進めて温室効果ガスを削減し、その分を自国の排出分から差し引く。また、他国で余った排出枠を買い取る「排出量取引」という仕組みも活