ベルギー・ブリュッセルで行われた欧州連合首脳会議で、オーストリアのセバスティアン・クルツ首相と話すドイツのアンゲラ・メルケル首相(2018年6月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / Ludovic MARIN 【7月1日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は6月30日、移民・難民の流入規制を強化する措置を連立政権を組むキリスト教社会同盟(CSU)などに文書で提案した。メルケル首相は、2015年以降100万人以上の難民認定希望者をドイツに入国させたとしてCSUから反発を受け、窮地に立たされている。 欧州連合(EU)加盟28か国は6月29日、EUの構造そのものを脅かしている移民・難民危機の対処方針について、激しい議論の末に合意にこぎつけていた。ベルギーのブリュッセルで行われたEU首脳会議で、欧州首脳は移民・難民が人身売買業者の船でEUに向かうのを阻止する