国際交流を巡り混乱した県立神戸甲北高校=神戸市北区大脇台で2018年4月2日午後2時47分、黒川優撮影 県立神戸甲北高校(神戸市北区)が2017年度、長年続いていた中国や韓国の学校と相互訪問を休止した。十分な説明なしに方針転換されたため、交流先の韓国の高校から県教委に抗議文が送られたほか、アジア文化の習得を期待して入学した生徒や保護者の間にも動揺が広がった。学校側は生徒に謝罪し、校長が3月に韓国の高校を訪れて18年度からの交流再開を決めるとともに、「もっと丁寧に知らせるべきだった」と陳謝している。【黒川優、栗田亨】 神戸甲北高は1974年に普通科として開校し、97年に総合学科に改編され、約20年間、アジア系の文化・言語の学習に力を入れてきた。中国・上海の進学校、位育中等学校(日本の高校に該当)や韓国・蔚山のサミル女子高と、生徒の相互訪問など交流を続けてきた。
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