もしもあなたの大切な人が、あなた自身が「依存症」だと告げられたらどうすればいいだろうか。厚生労働省が発表したデータによると、アルコール依存症に限った話で言えば、女性の社会進出や、高齢化を反映して、女性・高齢の患者数が増加傾向にある。 1月17日に開催された「私たちが依存症になる理由」というテーマのもと開催されたトークセッションには、約20年もの間、依存症の臨床に関わってきた斉藤章佳(さいとう・あきよし)さんと、自身も過去に買い物依存症だったと話す作家の中村うさぎさんが登壇した。 前半では、依存症の根底には、性の問題が潜んでいると斉藤さんは語ったが、ここでは、その性の問題の根っこにある男尊女卑的な価値観に触れながら、依存症からの回復モデルについて探っていく。 前半の記事はこちらから 【斉藤章佳×中村うさぎ対談】私たちは痛みを抱えて生きている。「依存症」の根底にある”性の問題” 出演者プロフィ