デジタル・オーディオの世界においてクロック周波数は、オーディオ・ビットと時間基準の相関関係を生み出す重要な役割を担っています。残念ながらこのクロック周波数は、期待する周波数値で常に安定している訳ではありません。クロック周波数にはナノ秒単位のわずかな変動があり、これを“ジッター”と呼びます。ジッターはあらゆるデジタル・オーディオ伝送にとって天敵とも言える存在で、音質の劣化や高音域の定位の不安定さだけでなく、クリックやドロップアウトの原因になるなど、オーディオ信号に様々な悪影響を及ぼします。RMEはこれらの問題を解決するため、デジタル・オーディオ信号の同期とジッター抑制に関する全く新しいテクノロジー、SteadyClockを開発しました。 SteadyClockは、ジッターの生じやすいMADI信号からクリーンで安定したクロックを得るために開発された技術です。MADI信号に含まれるクロックは、1