オカマ爆弾(オカマばくだん、ゲイ爆弾、英: gay bomb)は、アメリカ空軍研究所が可能性を模索していた催淫性非殺傷型化学兵器計画の珍妙さを揶揄する通称である。 1994年にアメリカ・オハイオ州のライト・パターソン空軍基地にある空軍研究所において、「非殺傷型化学兵器の多角的な可能性」についての文書がまとめられた。この文書は3ページにもわたるものであったが、さほど重要でないメモ程度に留まり、また誤打も多くみられた。この文書の存在は、非政府組織の「サンシャイン計画」[1]が情報公開法に基づき行った情報開示請求により明らかにされた。 この文書では、敵部隊に強い催淫剤を投下し、敵部隊兵士に同性愛行動を惹起し部隊を混乱に陥れることの可能性が示唆され、「完全に非殺傷である」と言及している。ただし、この文書では実際にはそのような化学物質がいまだに発見されていないと暗に認めている。これら化学兵器は199