今日、『惑星のさみだれ』を読もう みんなが「これはすげぇぞ、読め」と、格闘家みたいなことしか言わないことで有名な漫画『惑星のさみだれ』(水上悟志、少年画報社)が、5月一杯(明日の夜中)まで無料配信されている。 この記事では、本作が「すげぇ」と呼ばれる理由を1つだけ挙げることで、読者をひとりでも増やそうというものだ。 みんな、これは全10巻の漫画なのだ。今日だ、今から前半(6巻くらいまで)を読もう。そして明日、後半を読むのだ。www.cmoa.jp 壁を殴って後ろに抜ける 先取りして言ってしまえば、本作の凄さとは「ベクトルが揃っている」ことに尽きる。本作を構成する大きな要素は、読者に衝撃を与えて漫画に没入されるためだけに、細心に調整されている。この調整は作り手の中で、半ば無意識に行われたものなのかもしれないが、ともかく本作は読者に対して、バケモノのような攻撃力を叩き出してくる。 漫画にも色々