さよならアラウンドフォーティー 山田昌弘・白河桃子『「婚活」時代』 しかし、負け犬世代の高スペックな女性は違います。外資系等の高学歴、高収入女性を見ていると、スペックが上がりすぎて、もはや日本人のなかには相手はいないと思わせる人が多いのです。 『「婚活」時代』 白河桃子という人物をご存知でしょうか。 「『婚活』の生みの親」として、恋愛・結婚関係で多数の著作を持つライターの方です。私も折に触れて彼女の原稿を拝見していますが、実はそのたびにイラっとしています。今回はそんな話。 私のイラつきの原因をについて話す前に、まずは氏が社会学者の山田昌弘氏と共著で19万部のヒット(Wikipedia調べ)した『「婚活」時代』の内容をおさらいします。 『「婚活」時代』の内容は2つに要約されます。 1:現在の恋愛マーケットは自由化されていて、結果として結婚は嗜好品になった(普通にしてるとできなくなった)