ビシディアンは連邦軍特殊部隊出身であるアングラッゾが作り上げた反連邦組織だった。 彼はA.G.83年生まれで天使の落日当時は18歳。恐らく最初期の連邦軍に入隊したと 推測される。同期のメンバーと共に打倒UE(ヴェイガン)を誓い合い、未知の敵と戦い 続ける事になる。しかし彼らの活動が実を結ぶ事は無く、07年にはオーヴァンが 攻撃を受け、さらに15年にはノーラも攻撃を受け崩壊してしまう。そしてこのノーラ崩壊 の混乱に乗じてアリンストン基地のグルーデック中佐がディーヴァを占拠、独自にUEの 拠点宇宙要塞アンバットへ攻撃を仕掛ける。後に蝙蝠退治戦役と呼ばれる一連の動乱は 地球圏に大きな波紋をもたらす事になるのだが、政府発表を知ったアングラッゾはさぞ 驚いたに違いない。連邦軍がアンバット攻略作戦に向けて動いた事実は無いのだ。当時 既に32歳、決して上の動向が掴めない位置にいたわけではないだろう。この