若者向け情報誌『平凡パンチ』やグラビアを多用した女性誌の草分けとなった『an・an』をはじめ、『ポパイ』『ブルータス』『クロワッサン』など数多くの雑誌を発行している。 旧社名の「平凡出版株式会社」は、戦前に講談社の娯楽雑誌に対抗するために平凡社が刊行し休刊中だった雑誌『平凡』の名前を譲り受けたことが由来である。平凡社との資本などの関係はない。 平凡出版の発行による『平凡』は、戦後『明星』(集英社、現:『Myojo 明星』)とともに映画・音楽で活躍する芸能人の情報を掲載した月刊誌として人気があった。しかし、創業者の判断により1987年に休刊となる。 バブル景気時には流行を作り出す出版社として持て囃された。処女作を発表する以前から「小説家」を名乗ることで注目を集めた椎名桜子の売り出しにも深く関わった。しかし、バブル景気崩壊後の1990年代中盤以降はその勢いが低下するとともに、発行する雑誌の販売