今回は、「chageコマンド」について。 chageコマンドは、「パスワードの有効期限を指定する」ためのコマンドです。 デフォルトでは、Linuxの一般ユーザ用パスワードに有効期限はありません。すなわち、一回パスワードを設定してしまうと、永久にそのパスワードを使い続けることができます。しかし、本来このことはセキュリティの観点から望ましくありません。長期間同じパスワードを使い続けていると、クラッキング被害に遭うリスクが増えます。パスワードは、定期的に変更するのが望ましい、と言えます。 そこで、パスワードに「○○日間の期限をつける」「期限が切れる前に警告を発する」ように設定することができます。これを実現するのがchageコマンドです。 chageコマンドにはいくつかのオプションがありますが、よく用いられるのは、パスワードの有効日数を指定する「-M 日数 ユーザ名」、パスワードの有効期限の前に警
Yellow Dog Linux(イエロードッグ・リナックス)はRPMを利用するRed Hat系Linuxディストリビューションの一つで、現在はFedoraベースである。PowerPCベースのCPUを採用した、Power Mac G4, Power Mac G5、IBM System p(JS2x,510,520, 540)、YDL PowerStationなどで動作する[1]。 最初の開発は、米国Terra Soft Solutions社であった。1999年に同社によって最初のバージョンがリリースされた。2008年11月にフィックスターズがTerra Soft Solutionsから全事業を買収し米国子会社Fixstars Solutionsとして再出発する。同時にYellow Dog Linuxの開発も引き継がれた。[2] 日本ではLinuxPPCの日本代理店であったアミュレットが日本
ユーザー作成コマンドのuseraddのオプションで-pを付けるとパスワードを設定できますが、この指定するパスワードは平文ではなくハッシュ化された物でなくてはいけません。 ということでスクリプトで自動化するかとpasswdうつの面倒くさいとか言う場合に使えるコマンドをメモしておく。 なお、環境としてはperlが使えることが条件です。 ・一行コマンド useradd -p `perl -e "print(crypt('平文パスワード', 'ソルト'));"` testuser ※ソルトは英数字2文字 ・簡易スクリプト #!/bin/sh SALT=`cat /dev/urandom | tr -dc '[:alnum:]' | head -c 2` USERPASSWD=`cat /dev/urandom | tr -dc '[:alnum:]' | head -c 8` useradd -p
メルボルンの開発者xssfox氏が、Linuxのxrandr(x resize and rotate)ツールを利用し、モニターの「斜めモード」を提唱していることが分かりました。 同氏は、読書やプログラミングにポートレートディスプレイを使用する実験をしたことがあり、大量のテキストを表示できる点は魅力的だったとしています。しかし、ソフトウェア開発にとって最適なディスプレイを探し続けた結果、画面を好きな角度に回転させることができるxrandrで画面を回転させる事を思いつきます。 メニューバーが少しかけてしまう1度や、スペースを有効活用できない45度といった角度をテストしていった結果、トップ画像のように22度左に傾けるのがベストだったそうです。 この角度はDellのアスペクト比32:9のモニター用のもので、次のように説明されています。 One neat thing about 45° is tha
みなさん、こんにちは。えんピぐらしです。 Linuxでの構築経験がある方を対象としていますので、前回よりも少しレベルが高くなりますが、今回はSELinuxという機能について見ていきたいと思います。 Linuxの構築経験がある方は分かると思いますが、SELinuxは必ずと言っていいほど、「無効」にします。デフォルトで有効になっている機能なのですが、わざわざ無効にします。私は今までSELinuxを有効にしているシステムを見たことがありません。(周りにもいませんでした) 今回は、そんなSELinuxについてのお話です。 SELinuxとは? そもそもSELinuxとは何なのでしょうか。 Wikipediaでは、こう書かれています。 “SELinux(Security-Enhanced Linux : エスイーリナックス)は、アメリカ国家安全保障局がGPL下で提供しているLinuxのカーネルに強制
Firewalldの設定値確認 確認の流れ ポイントは 「firewalldは Zoneを定義し、そのZoneの設定をNIC毎に適用すること」 です。 そのため、まずはじめにすることは、以下の2つです。 ActiveなZone名の確認: 明示的にNICが登録されているゾーン DefaultのZone名の確認: 上記以外のNICが自動的に登録されるDefaultのゾーン 各NICに適用されているZone設定が確認できたら詳細を確認します。 Active Zoneの詳細設定内容を確認。 それ以外のNICはDefault のZone設定が適用されることになるため、その設定状況を確認 では、下記より具体的にその確認方法を見ていきましょう。 存在するZoneの確認 まずは、どのようなZoneがあるか確認してみましょう。 firewalldでは初期状態で9種類のゾーンがテンプレートとして用意されていま
手順 設定ファイルをそのまま表示した場合 PostgreSQLの設定ファイル postgresql.conf ファイルの内容を cat コマンドで表示すると以下のようになっています。 ファイルの先頭からいきなりコメント行や空行が続いています。 # cat postgresql.conf # ----------------------------- # PostgreSQL configuration file # ----------------------------- # # This file consists of lines of the form: # # name = value # # (The "=" is optional.) Whitespace may be used. Comments are introduced with # "#" anywhere on
Cathrin Schaer (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2020-05-29 06:30 ミュンヘン市の新たな連立合意で、「Microsoft Office」などのプロプラエタリー製品ではなく、オープンソースソフトウェアを使うべきだと判断されたことで、同市は再び方向転換することになった。 最近行われた選挙の後、緑の党とドイツ社会民主党による連立合意声明の中では、「ミュンヘン市は、技術的、財政的に可能な限り、オープンな標準と無料のオープンソースライセンスのソフトウェアを重視する」とされている。 この合意がまとまったのは現地時間5月10日のことで、両党は2026年までミュンヘン市の与党を務めることになる。両党の合意には、「私たちは『公開なくして公費なし』の原則に従う。これは、秘密情報や個人情報が関係していない限り、ミュンヘン市のソフトウェアのソースコ
ドイツの州、3万台の自治体PCを「Linux」「LibreOffice」に移行すると発表:欧州委員会のGDPR違反も影響か The Document Foundationが指摘 ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOfficeに移行すると発表した。LibreOfficeの開発元であるThe Document Foundationは、同州が移行を決めた背景として「欧州委員会のGDPR違反」を挙げている。 ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は2024年4月4日(ドイツ時間)、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOffice(およびその他のフリーオープンソースソフトウェア〈FOSS〉)に移行すると発表
関連キーワード Linux | OS | 資格 企業でOS「Linux」を扱うIT管理者がLinux認定資格を取得することは、適切な導入・運用スキルを有することの証明になる。専門分野に特化した資格からLinuxディストリビューション(配布パッケージ)固有の資格、ベンダーによらない資格まで、その種類は多岐にわたる。11個のLinux認定資格を紹介する本連載のうち、本稿が取り上げるのは「Oracle Linux」「SUSE Linux Enterprise Server」(SLES)といったLinuxディストリビューションに特化した認定資格だ。本稿の情報を参考にして、将来の選択肢を広げよう。記事中の情報は、2024年4月時点のものだ。 認定資格9.Oracle Linux関連認定資格 併せて読みたいお薦め記事 連載:「Linux」認定資格11選 前編:「RHELマスター」になるなら手に入れてお
Ubuntuのバージョンにおける特性と違いについてUbuntuは世界中で広く使用されているLinuxディストリビューションの一つであり、LTS(Long Term Support)として長期にわたりサポートされるバージョンが提供されています。 例として、Ubuntu 20.04 LTSが挙げられます。このバージョンはサポート期間が5年間となっており、安定性を求める企業や個人ユーザーに推奨されています。 Ubuntu Desktopは、日常のデスクトップ環境としての使用を目的としており、GUI(Graphical User Interface)を備えた環境で提供されます。 対してUbuntu Serverはサーバ用途を主目的としており、デフォルトではGUIが含まれません。つまり、リソースを節約し、サーバのパフォーマンスを最適化するための選択がなされています。 Ubuntu Serverの利点
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-03-14 07:45 1990年代後半に「Linux」を使い始めたときのことは、今でも覚えている。当時、コマンドラインを使用しないという選択肢はなかった。すべてのLinuxユーザーがターミナルを使用していた。 以前は、今日ほどサポートが充実していなかったので、コマンドラインを使いこなすのは難しかった。筆者もほぼ自力で何とかするしかなかった。幸いなことに、筆者は試行錯誤を繰り返しながら、コマンドラインに習熟していった。もちろん、それだけの労力を費やしたにもかかわらず、現在では、コマンドラインを使用することが必須ではなくなったのは皮肉なことだ。 それでも、簡単なコマンドを初めて学んだときのことは、今でも覚えている。そうした基礎があったおかげで、学習を円滑に進めて、強固な基盤を構築し、それをさら
ホットエントリに挙がっていたこの記事に触発されて書きました。 はじめに 私は、さすらいの野良エンジニアです。システム開発歴は20年以上になり、現在は在宅で仕事をしています。先日ふと思い立って、サブで使っていたラップトップにUbuntuを入れました。その結果あまりに良すぎてメイン環境として普段使いするようになり、ラップトップではゲーミング性能が足りないので、余っていたデスクトップ機にもインストールして更に快適になってしまいました。 以降前の私の状況は下記です。 メインで使っていたのは、Windowsデスクトップ(RTX2060でゲームもする) サブ機としてM1 Macbook AirとWindowsラップトップ(XPS13)を使っていた その他、N100ミニPCにUbuntuを入れてちょっとしたサーバーとして使用 Windowsデスクトップ(RTX2060)が一台余っていた ここから、現在の
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