Microsoftの「Active Directory」は、オンプレミスにおけるID管理システムとしてリリースから20年以上経過しました。その間、Active Directoryの構築や運用に携わってきたメンバーは去り、社内にノウハウもないまま引き継がなければならなくなったメンバーも多いと聞きます。そこで本連載では、あらためてActive Directoryを学び直していきます。
「Windows 10」のサポート終了日(2025年10月14日)が近づいてきている。Webブラウザの利用状況から市場調査を行っている「Statcounter Global Stats」によれば、日本のWindows OSのシェアはWindows 10が55.96%、Windows 11が41.44%ということだ(Statcounter Global Statsの「Desktop Windows Version Market Share Japan」ページ参照のこと)。いまだにWindows 10のシェアが高いことが分かる。 いまだにWindows 10のシェアは50%を超えている Statcounter Global Statsによれば、日本のWindows OSのシェアはWindows 10が55.96%、Windows 11が41.44%ということだ。画面は、Statcounter
Windows PCを使っていて、ブルースクリーンや突然の再起動が発生するようになったら、OS自体の不具合(システムファイルの不整合や破損など)やディスクのエラー、メモリの不具合などが考えられる。 システムファイルの不整合や破損などはシステムファイルチェッカー(sfc.exe)で、ディスクのエラーなどはチェックディスク(chkdsk.exe)で、それぞれ確認できる(Tech TIPS「WindowsのSFCコマンドでシステムファイルの不整合や破損を修復する」、Tech TIPS「Windowsでシステム起動時に強制的にchkdskを実行させる」参照のこと)。 メモリの不具合については、Windows 10/11標準の「Windowsメモリ診断」機能を利用するとよい。また無償利用が可能な「MemTest86 Free Edition」を利用すれば、Windows OSが起動しなくなった状態で
Hyper-VはWindows Server 2025でどのように進化するか? Microsoftが明かす:GPUパーティショニングとワークグループクラスタを導入 MicrosoftはHyper-Vの今後とWindows Server 2025の将来について紹介した。物理GPUを分割して複数の仮想マシンで共有できるGPUパーティショニングなどが導入される予定だという。 Microsoftは2024年3月4日(米国時間)、同社公式ブログで、「Hyper-V」の重要性と「Windows Server 2025」における進化について紹介した。説明は以下の通り。 Hyper-VはMicrosoftのハードウェア仮想化製品だ。仮想マシン(VM)を実行することができる。コンピューティングリソースが必要な場合、仮想マシンは柔軟性を高め、時間とコストを節約し、物理ハードウェア上で1つのオペレーティングシス
ドイツの州、3万台の自治体PCを「Linux」「LibreOffice」に移行すると発表:欧州委員会のGDPR違反も影響か The Document Foundationが指摘 ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOfficeに移行すると発表した。LibreOfficeの開発元であるThe Document Foundationは、同州が移行を決めた背景として「欧州委員会のGDPR違反」を挙げている。 ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は2024年4月4日(ドイツ時間)、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOffice(およびその他のフリーオープンソースソフトウェア〈FOSS〉)に移行すると発表
ファイルのバックアップなどの作業は、タスクスケジューラを使った自動化を行うと定期的に繰り返し実行できて便利だ。しかし、タスクスケジューラにタスク(コマンド)を登録しても、なぜか設定時間に実行されない、というトラブルもよく聞く。原因が分からず、タスクスケジューラの利用を諦めてしまった人もいるのではないだろうか。 そこで本Tech TIPSでは、タスクスケジューラでタスクが実行できない、よくありがちな問題とその対応策を取り上げる。 履歴を有効化しておく タスクスケジューラでタスクが実行できない場合、「履歴」を見ると原因を追求しやすい。ただ、「履歴」はデフォルトでは無効になっているので、[操作]ペインの[すべてのタスク履歴を有効にする]をクリックして「履歴」を有効化しよう。これで、何が原因でエラーになっているかなどが分かるようになる。
無線LANのMACアドレスからの個人情報漏えいを防ぐ ネットワークインタフェースに付与されえいるMACアドレスは、デバイスで一意の識別子となっていることから、MACアドレスを収集、追跡することで、ユーザーの行動や嗜好などを把握したり、他の情報と合わせてユーザーを特定したりすることができる。それを防ぐ方法として、Windows 11ではMACアドレスをランダムに生成して付与する「ランダムなハードウェアアドレス」がサポートされている。この「ランダムなハードウェアアドレス」を有効にする方法と注意点などをまとめた。 Windows 11では、無線LAN(Wi-Fi)のMACアドレス(Media Access Control address)がランダムに割り当てられる機能「ランダムなハードウェアアドレス」をサポートしている。この機能を有効にすると、アクセスポイント(無線LANルーターなど)に接続する
Microsoft Copilotの新機能「ノートブック」の使い方 Microsoft Copilot(旧:Bing Chat)に新機能として「ノートブック」が追加された。プロンプトに入力可能な文字数が1万8000文字と増え、ちょっと長めの文章でも校正や要約、英訳の依頼が可能になった。この「ノートブック」の使い方と、使用上の注意点を紹介する。 Microsoftの生成AIチャット機能「Microsoft Copilot(旧:Bing Chat、以下Copilot)」は、無料でGPT-4 Turbo相当の大規模言語モデル(LLM)が利用可能だ。Webブラウザで利用可能なので、Windows OSだけでなく、macOSやChrome OSなどでも使える。ただ、プロンプトに入力できる文字数(トークン数)が2000文字に制限されており、長めの文章を校正したり要約したりさせるには文字数が足りなかった
Microsoft Officeのライセンス購入で失敗しない方法 Microsoft Officeには、永続版やプリインストール、サブスクリプションと複数の購入方法がある。それぞれに複数のパッケージやプランなどがあるため、かなり複雑だ。ライセンス条件なども異なるため、あまり考えずに購入すると思わぬ出費となる可能性がある。 新たにPCを購入した際、同時にMicrosoft Officeの購入を検討する人も多いのではないだろうか。オンラインサービス(Webサービス)の利用が増えてきて、いろいろな作業がWebブラウザだけで済むようになってきたとはいえ、「Microsoft Excel(エクセル)」や「Microsoft Word(ワード)」のファイルを編集しなければならない場面も多い。Microsoft Office互換アプリケーションも、安価で(場合によっては無料で)提供されているが、やはり互
レッドハットが、コンテナ基盤の「Red Hat OpenShift」で仮想マシンを管理できるOpenShift Virtualizationについて説明した。VMwareを取り巻く状況の変化を受けて、問い合わせが増えているという。 BroadcomによるVMware製品の販売施策の変更で波紋が広がる中、レッドハットはコンテナで仮想マシンを動かす「Red Hat OpenShift Virtualization(以下、OpenShift Virtualization)」について説明した。これは、コンテナ基盤である「Red Hat OpenShift Container Platform(以下、OpenShift)」の一機能として、従来より提供されているもの。別途料金を支払うことなく利用ができる。 OpenShift Virtualizationではコンテナ基盤で仮想マシンの稼働と管理を行う。
VMwareパートナーの混乱がまだ続いているのはなぜか【2024年3月】:新VMwareがユーザーとパートナーに与える影響(2)(1/2 ページ) もしかしたら、VMwareのパートナープログラムは根本的に変わってしまったのかもしれない。本記事では、Broadcomによる販売施策の変更が、リセラーやVMwareベースのクラウドサービス事業者に与えている影響を取り上げる。 BroadcomによるVMware製品群の新たな販売施策が大きな波紋を広げている。前回の記事では、新たなライセンスモデルや製品パッケージングがユーザーに与える影響を取り上げた。今回は、リセラーやVMwareベースのクラウドサービス事業者への影響を、取材に基づいて説明する。VMwareパートナープログラムは、根本的に変わってしまったのかもしれない。 リセラーの大規模な切り捨てはなかったが これまでVMwareが築いてきたパー
Microsoftは2024年3月13日(米国時間)、「Microsoft Copilot for Security」(以下、Copilot for Security)を4月1日に一般提供を開始する旨を発表した。MicrosoftはCopilot for Securityについて「セキュリティおよびIT専門家が見逃したものをキャッチし、迅速に行動し、チームの専門知識を強化するのに役立つ」と述べている。 Microsoft Copilot(以下、Copilot)は、Microsoftが毎日処理している78兆件以上のセキュリティシグナルを含む大規模データと脅威インテリジェンスから情報を得て、大規模な言語モデルと組み合わせることで、カスタマイズされた洞察を提供するという。「Copilotを使用すれば、AIのスピードとスケールを活用し、セキュリティの運用を変革することが可能だ」(Microsoft
連載目次 本連載『AI・機械学習の用語辞典』では、AIや機械学習に関連する専門用語をできるだけかみ砕いて分かりやすく解説しています。コンパクトながらも、必要十分な知識が得られる内容を目指しています。 これまでに公開した用語は149語です。詳しくはabc/あいうえお順のキーワード目次を参照してください。 今回は第150回を記念して、これまでに公開した「生成AI」に関連する用語を厳選してピックアップし、合計10個の用語をまとめてみました(図1)。 新しい生成AI時代を生きる現在の社会人にとって必須の基礎知識になると思います。ぜひ社内教育などで知識ゼロの人に「まずは、これを読んでおいてね!」とお勧めしていただけるとうれしいです。 1. 生成系AI(GenAI) 生成系AI(GenAI:Generative AI)とは、全く新しいオリジナルのアウトプットを生み出すAIです。具体的には、デジタルの画
「Microsoft Excel(エクセル)」で表を作成する際、ついつい見栄えを優先して、セルを結合したり、セル内に単位などを直接入力したりしていないだろうか。単に閲覧するだけの「表」を作るなら、問題ないだろう。しかし、データとして活用する場合には、機械処理する際の障害となるなど不都合な点もある。 総務省統計局が公開した各府省が政府統計の総合窓口(e-Stat)に掲載する統計表の表記方法の統一ルール「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」では、こうした機械処理に向かないExcelの表を作成しないことを推奨しており、ガイドラインを示している。 この統一ルールは本来、e-Statで統計表を公開する各府省向けのものだ。しかし、一般企業などにおいても参考にすべき点が多い。そこで、Tech TIPSの中で「構造化Excelテク」として、この統一ルールの中から幾つかのルールを
セルに説明を付ける 作成したシートを他人に使ってもらう場合、何らかの指示がないと、どのように入力してよいのか分からないことがある。特に複数人で入力を行う場合、指示をしておかないと、入力方法が統一されずに後でデータをそろえなければならないなど、手間が増えてしまう(郵便番号の「-」のあるなしなど)。また、リモートワークでシートを回覧してチェックする際など、データがおかしいなどのコメントを入れることもあると思う。そのような場合、セルにメモを付けたり、別のセルに説明を入れたりしておくとよい。 「Microsoft Excel(エクセル)」で作成するワークシートの中には、他人に利用してもらうために作成するものがある。このようなワークシートでは、セルに設定する値などを説明しておく必要がある。このような場合、Microsoft Wordなどでマニュアルのような文書を作って説明してもいいが、別々のファイル
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