1.はじめに 本シリーズでは、日々の作業を効率化し、定時できっちりと帰宅する方法を紹介しています。主な業務効率化には以下のような方法があります(詳しくは連載第154回を参照)。 スペックの高いハードウェアを導入する 使用機器を使いこなす ツールを導入する 自分でツールを作る 働き方を工夫する このように業務効率化の方法はさまざまですが、今回は「ツールを導入する」に着目します。 ⇒連載「山浦恒央の“くみこみ”な話」バックナンバー 2.ツールはたくさんある PC作業を便利にするツールは、有償/無償問わずたくさんあります。有償ツールの三銃士が、Microsoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」です。同社のOffice製品群は、文書作成や帳票作成のツール業界を完全制覇している印象があります。一方、無償ツールの代表格は、「Webブラウザ」「高機能テキストエディタ」でしょう。無償ツ
IIJ ネットワーク本部アプリケーションサービス部所属。 メールサービスの運用業務に従事し、日々世界の悪と戦う一児の父親。社内 Power Automate エバンジェリスト(自称)。M3AAWG member / openSUSE Users / WIDE Project メンバー。趣味は大喜利。はがき職人。 デバイスと Linux デスクトップ環境の組み合わせによっては、標準でバッテリ残量が表示されるものもあるようですが、私の所有するデバイスと環境では表示されませんでした。そうした環境下でもバッテリ残量を調べる方法がありましたので紹介いたします。 環境 openSUSE Leap 15.4 エレコム製 Bluetooth アダプタ LBT-UAN05C2/N(※1) ちなみにこのアダプタ、Linux に挿すだけで自動認識して使えました。Bluetooth 通信時に LED が点灯するの
CentOS 7上で動かしていたZabbix 4.0を、Ubuntu 22.04に移行しつつZabbix 6.0系にアップグレードしました。Zabbixのインストール自体はなんてことはないのですが、データベースのアップグレードですこし難儀したため、その記録です。 移行元のLAMP環境 OS: CentOS 7.9.2009 Webサーバー: 2.4.6 DB: MariaDB 5.5.68 PHP: 5.4.16 Zabbix: 4.0.42 CentOS 7自体はまだサポート中ですが、新しいZabbixでは新しめのPHPを要求されるため、Ubuntu 22.04で再構築してDBを移行することとしました。 DBは、文字コードがlatin1で作られていたため、今回を期にUTF-8に移行します。これが今回の罠ポイントです。 移行先のLAMP環境 OS: Ubuntu 22.04 Webサーバー
OSのインストールのためだけにCD/DVDドライブを購入したり、 CD/DVDドライブを引っ張りだして使用するのは嫌なので、 USBメモリからLinuxをインストールする方法を下に示します。 syslinuxというブートローダを使ってインストール用USBメモリを手動で作成することもできますが、 ここではUNetbootinという便利なソフトを利用します。 UNetbooinは Windows, Linux, Mac OS Xで利用することができます。 使い方は簡単で、 インストールしたいLinuxのisoファイルをダウンロードしておく UNetbootinを起動 ダウンロードしておいたisoファイルを選択 インストール先のUSBメモリを選択 インストール用USBメモリを作成 でインストールの準備は完了です。 (UNetbooinでやってくれている作業は実は簡単で、 出来上がったUSBメモリ
2022/10/16 以下ご指摘をもとに内容を修正および追記 https://zenn.dev/link/comments/463223a4de9ec2 はじめに Linux上でコマンドを実行したときのコマンドライン引数についてつらつら書きたくなったので書きます。 プロセスのコマンドライン引数とは、たとえばfoo bar bazというコマンドを実行したら、通常はコマンドライン引数はfoo、bar、およびbazになります。直観的には引数は”bar”と"baz"だけのようにおもえるかもしれませんが、とにかくこういう定義です。 コマンドライン引数はプログラムの中からはCやC++ではmain関数のargv配列引数から参照できます。上述の例であればargv[0]には実行ファイル名が入ります。それ以降の"bar"はargv[1]に、"baz"はargv[2]に入っています。argvに相当する変数はシェ
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2022-10-06 07:30 「Linux」には長い間、使いにくいだけでなく、生産性を発揮するのに必要なソフトウェアもない、という悪評があった。筆者がLinuxを使い始めた頃(1997年に使用を開始)は、それらの問題が確実に存在していたことを覚えている。当時のLinuxは、セットアップ作業が複雑だっただけでなく、ソフトウェアのインストールには通常、依存関係のインストールと手動でのソフトウェアのコンパイルという悪夢のような作業が必要だった。 しかし、それは遠い昔の話である。現在のLinuxは、信じられないほど使いやすく、非常にユーザーフレンドリーなパッケージマネージャーで数十万種類のアプリケーションをインストールすることが可能だ。 ただし(例外は必ずある)、ユーザーはすべてのパッケージマネージャーが
Linux OSのUbuntuなどを提供しているCanonicalは、Ubuntuに対して10年間のメンテナンスの提供を約束する新サービス「Ubuntu Pro」を発表しました。 Ubuntu Proはサーバ向けとデスクトップ向けを含むすべてのUbuntuのディストリビューションに対応するのに加えて、Apache Tomcat, Apache Zookeeper, Docker, Drupal, Nagios, Node.js, phpMyAdmin, Puppet, WordPressなどの主要なLinuxアプリケーションもメンテナンスの対象として含まれています。 また個人には最大で5台のマシンまでUbuntu Proが無料で提供されることも発表されました。 We're pleased to announce that Ubuntu Pro, the expanded security
ハードウェア このセクションで説明していないハードウェアは特に設定をしなくても問題なく動作します。 内蔵 Wi-Fi Linux Bug 185661 が解決されるまでは、内蔵されている Wi-Fi を使うにはフィックスが必要になります。こちら から brcmfmac4356-pcie.txt を入手して /lib/firmware/brcm に配置して brcmfmac モジュールをリロードしてください。 ノート: ウェブページの右下にある "txt" ボタンでは適切なファイルがダウンロードされません。中身を手動でコピーアンドペーストして brcmfmac4356-pcie.txt としてください。 Arch Linux のインストーラーで内蔵 Wi-Fi を動作させたい場合、Windows 10 から上記のファイルを C:\ にダウンロードしてインストーラーで以下を実行するのが一番簡単
Linux用Windowsサブシステム(WSL)の登場とPOSIXサポートの変化をおさらい:その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(220) Windowsはかつて「POSIXサブシステム」を備え、UNIX互換のファイルシステムと実行環境を提供していました。POSIXサブシステムは現在のWindowsにはもうありませんが、「Linux用Windowsサブシステム(WSL)」の登場で、POSIXサポートが復活というか、さらに強化されています。その1つが、「POSIX方式(スタイル)の削除」のサポートです。 Windowsにまつわる都市伝説 WindowsとPOSIXの関係 「POSIX(Portable Operating System Interface)」は、オペレーティングシステム(OS)の標準的なインタフェースと環境を定義するIEEE規格です。ソースコードレベル
はじめてLinuxに触れる初心者にとって最初の壁となる存在、それがコマンドラインである。WindowsやmacOSのGUI、あるいはスマホのタッチUIしか知らないユーザにとって、ターミナルエミュレータにコマンドラインを入力し、さまざまな作業を行うことはかなり難易度が高いはずだ。 Linuxやオープンソースの世界の良いところのひとつは、そういった初心者のためのコンテンツが有志によってつねに提供され続けている点だ。今回紹介する「LYM - Linux command line for you and me」はコマンドライン初心者のために用意された、非常にわかりやすいオンラインガイドで、クイックリファレンスとしても使いやすいようにコンテンツが整理されている点も特徴だ。 Welcome to Linux command line for you and me! -Linux command lin
最近は新品でも安価に入手できるデバイスが増えてきた。こうしたデバイスに最新のLinuxを入れると、小型パソコンとして利用できるようになる。それぞれのデバイスの特徴に合わせた用途に使えるようLinux化する方法を紹介する。 iPadOSに似た「JingOS」と、Debianベースの「Mobian」を使い、タップ操作で使えるタブレット型のLinux PCを作ってみましょう。 実売3万円ほどで販売されている格安WindowsタブレットPCをLinux化して、Androidタブレットや米Apple社の「iPad」ライクに使えるようにします。中国のメーカーが作る、いわゆる「中華タブレット」は、低価格な割に十分な性能な持ち、Linuxをインストールして楽しむ余裕があります。 Linux化するデバイス WindowsタブレットPC「Teclast X16」 中国Teclast社が2021年に発売した「T
拙著、「[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】」が10/17日に発売されることになりました。本記事はその宣伝のためのブログエントリです。 [試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】 作者:武内 覚技術評論社Amazon まずは本書がどのようなものかについて説明し、その後に、すでに第一版を読まれている方向けに第一版と本書の差分について説明します。 どんな本なのか 筆者は過去にLinuxカーネル開発をしていたのですが、そのころから次のような思いをずっと持っていました。 OS、とくにOSカーネルについての広く浅い知識はOSカーネル開発者だけではなく多くの技術者にとって役立つはず 当時OSカーネルについての知識を得ようとすると、OSを作ったりサポートしたりする人用の難しくて分
筆者はLinus Torvalds氏を数十年前から知っているが、コロナ禍が始まってからは、対面でインタビューを行う機会が無かった。しかし、世界のLinuxのトップ開発者が集まる年次会合である2022年のLinux Plumbers Conferenceで、とうとう再び対面で話を聞く機会を作ることができた。 Torvalds氏はカンファレンスが始まる直前、オランダ領西インド諸島のボネール島で6日間をスキューバダイビングをして過ごしていたという。もし選べるのであれば、「カンファレンスに出るよりもダイビングをしていたい」と同氏は語った。誰だってそうだろう。 またTorvalds氏は、自分はLinuxカーネルの仕事をたくさんしているが、ワーカホリックではないとも述べた。 これだけの年月が経っても、いまだにこの仕事をしていられる理由は、仕事を離れる時間を取れるからだ。しかしすぐに飽きてしまうので、長
OneMix 1Sでは、特別なことをしなくてもUbuntuはかんたんに起動します。 インストールせずに試す Ubuntu Desktop 日本語 Remixをこちらから入手。 https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix Ubuntu 18.04.3 LTS のisoイメージをダウンロード。 サイズは2GB程度。 これをUSBメモリに書き込んで、OneMixをUSBからブートするだけでよい。 ISOイメージをUSBに書き込む Macで書き込む方法は以下の通り。 デバイス名を確認 USBメモリを接続してから以下のコマンドを実行。 $ diskutil list この例だと /dev/disk2 がUSBメモリである。 /dev/disk0 (internal): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partit
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