23日に投開票された長野県小諸市議選(定数21)で、同市は投票者数2万2497人分の開票作業を60分で終えた。 8月の県知事選(投票者数1万7030人)では17分で開票を終了した同市。今回は無駄な動きをなくす「トヨタ生産方式」を参考に役割分担を徹底し、投票用紙を仕分ける特製の棚も考案。4年前の前回市議選(同2万4164人)より19人少ない99人の職員で作業を1分短縮させた。 市選管は知事選の開票作業を撮影した映像を、トヨタ自動車の関連会社に見てもらい、効率的な動きの指導を受けた。 前回選に比べ、今回は「一人一仕事」を徹底。候補者ごとの票の分類や票数を集計する職員は作業台から動かず、票の移動は別の職員が担当した。ぶつからないように作業台の間を同一方向に動き、分類された票を集計する台に運んだ。