前回のお話 ビビりで悩む小学六年生のヨモギくん。 ポ村小で開催される肝試しが嫌でたまらない。 でも女子に馬鹿にされたくないため、まずはビビり克服にチャレンジ。 トビーくんに特訓に付き合ってもらっていた途中、てんまさんに遭遇。 彼女は怖がることは、大切なことだとヨモギくんに伝えます。 「ヨモギくん、ちょっとすりむいてる」 「え?」 あ、これ。 ガラゴちゃんがてんまさんから貰ったっていう、ピンクの絆創膏のブルーバージョン。 「ケガすることや病気に対してはしっかり恐れて欲しい。違和感を感じたらすぐ病院に行ってほしい」 「僕、ケガも病気も怖いです」 「そう。よかった。安心。ケガや病気が怖いなら知識を付けてある程度、防ぐこともできる」 「知識で恐怖を防げる」 「無人島に漂着したら、薬草を見つけて自分で治療することもできるでしょ?」 「無人島?」 漂着すること、あるかな? 「オトギリソウはね。外傷にき