NECが5月15日発表した2008年3月期の連結決算は、携帯・PC事業やエレクトロンデバイス事業が営業黒字化し、営業利益は前期比124%増の1567億円となった。携帯電話端末事業は黒字化し、今期は台数拡大に向けてNTTドコモ以外の携帯電話事業者にも供給を計画している。 事業縮小などの影響で売上高は0.8%減って4兆6171億円となったが、経常利益は持ち分法投資損益の改善などで586.6%増の1122億円、純利益は148.5%増の226億円。 携帯電話やPCを含むモバイル/パーソナルソリューション事業の営業利益は前年度から576億改善し、232億円の黒字になった。海外の携帯電話事業の構造改革やコストダウンが奏功した。売上高は、事業縮小や欧州向け個人PC事業の売却などで9.5%減の921億円だった。 半導体や電子部品など含むエレクトロンデバイス事業も黒字化。研究開発費の削減や減価償却費の減少で
![NEC、ドコモ以外に参入へ 携帯が黒字化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a8896f8ff3489bbbcbbc8cfd0206b3ad4067f64e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_news.gif)