「雪の降る街を」「枯葉」などのヒット曲で知られる日本のシャンソン歌手の草分け、高英男(こう・ひでお、本名・吉田英男=よしだ・ひでお)さんが、4日午前9時40分、肺炎のため千葉市内の病院で亡くなった。90歳だった。 告別式は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く予定。 樺太(現サハリン)生まれ。1936年に初舞台を踏み、当初はタンゴやオペレッタを歌っていた。51年にパリ・ソルボンヌ大に留学。翌年帰国し、「枯葉」でレコードデビューした。日本で初のシャンソン歌手と呼ばれ、「愛の讃歌」などを紹介した。