学校法人「森友学園」への国有地売却に関連する財務省の決裁文書改ざん問題をめぐって19日、参院予算委員会で集中審議が行われた。自民党の和田政宗参院議員(43)が、出席した太田充理財局長(57)に対し「アベノミクスを潰すために変な答弁をしている」と、陰謀論に近い言いがかりをつけた。これには太田氏も顔を紅潮させ、猛反論。実はこの和田氏、朝日新聞叩きの急先鋒で、一連のスクープ報道の裏で大失態を演じた“トンデモ議員”で知られる。自民党の見識が問われている――。 「それはいくらなんでも! それはいくらなんでも! ご容赦ください」 太田氏の顔は怒りで紅潮していた。この日行われた一連の改ざん問題に関する集中審議。ハイライトは2つで、1つは共産党の小池晃氏が安倍昭恵夫人の名前がなぜ決裁文書にあるのか問いただした時だ。太田氏は「首相夫人なので」と回答。昭恵夫人が特別な存在であることを半ば認める発言で、議場では