天竜浜名湖線・天竜二俣駅(浜松市天竜区)で一日、駅舎内の駅名看板をアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する架空の地名「第3村(だいさんむら)」に取り換えて営業が始まった。第3村の一部が天竜二俣駅をモデルに描かれていることから、話題作りとして駅名看板に採用した。九月二十六日まで掲げ、アニメファンらをもてなす。 (南拡大朗) 取り換えた看板は、駅舎入り口と上下線のホームにある木製や鉄製、ホーロー看板の計二十一枚全て。運行する天竜浜名湖鉄道の“エヴァ・ファン”の社員が発案し、映画の版権元から快諾を得て実現したという。 国の登録有形文化財でもある天竜二俣駅の駅舎やホームで看板の取り換えは初めて。絶大な人気を誇るアニメがモチーフになっていることから、会員制交流サイト(SNS)などで大きな話題となり、初日から夏休みの子ども連れの家族やカメラを提げた大勢のファンが記念撮影に訪れた。