社会 「収容所での非礼わびたい」 人捜しに学生奔走2008年11月15日 人捜しを始めた平良美幸さん=11日、西原町の琉球大学 琉球大学の英語の授業で用いた教材をきっかけに、平良美幸さん(19)=法文学部1年=と非常勤講師の松田順子さん(52)が、戦後沖縄の収容所で米軍人に万年筆を取り上げられた人を捜している。教材は、アメリカのラジオ番組で1999年10月以降に放送されたカリフォルニア在住のロバート・M・ロックさんの投稿文。1946年に沖縄の捕虜収容所で、自分の万年筆を日本人男性に盗まれたと勘違いしたロバートさんが、その男性から万年筆を取り上げてしまった非礼を会ってわびたいという内容。 松田さんが10月下旬、この投稿文が掲載された本を使って授業し「この2人を会わせてあげませんか」と学生たちに提案。平良さんは「2人ともつらい思いを残しているはず。何とか対面させてあげたい」と、11月5日に