ハンセン病学会 実名明かし訴え 社会 2011年5月23日 09時34分Tweet(10時間23分前に更新) 石垣市出身で、退所者でつくる大阪いちょうの会会長を務める宮良正吉さん(65)(大阪府)が、名護市で開かれているハンセン病市民学会で、県内では初めて実名を公表しパネリストとして登壇した。大阪で公にしてから、故郷で打ち明けるまで、さらに10年かかった。「小さな、小さな、決断を積み重ねてきた。残り少ない人生。自分らしく生きたい」と語る。(屋良朝輝) 9人きょうだいの末っ子として石垣島に生まれた。小学5年生のころにハンセン病を発症し沖縄愛楽園に入所。高校進学のため、瀬戸内海の長島愛生園内にあった入所者のための全国唯一の高校、岡山県立邑久高校・新良田教室に入学した。 19歳で卒業後、沖縄に帰ることも考えた。「親兄姉が暮らしているので、帰りたかった」が、「自分が帰ると風当たりが強くなるかもしれ