旦那(アキラ)さんはアスペルガー 作者: 野波ツナ,宮尾益知出版社/メーカー: コスミック出版発売日: 2011/01/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (11件) を見る 法人スタッフが読んでいるというので買ってみたが、自分の読後感は悪い。支援者が誰の困り感に共感しているのかによって、このマンガの読み方は変わってくるだろうと思う。 著者の「夫」がアスペルガー。描かれている多くのエピソードで「困っている」のは著者や周囲の人々である。それはそれで真摯に受け止められるべき問題であるのだけれど、結果として「振り回される周囲」ばかりが強く浮かび上がってしまっているように思う。特に、マンガの間に挿入される監修者のコメントは、しばしば「発達障害」を実体化させる歴史的文化的条件に触れつつも、現存する社会の側の常識にどっぷり浸かって抜け出そうともしない。 子どもの
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