11月15日の記事では,近年になって餓死者が増えていることをみました。飽食といわれる現代日本での現象であるだけに,注目されるべきことです。 上記記事では,1997年以降の推移をたどったのですが,今回はもっと遡って,戦後初期の頃からの変化を跡づけてみます。ソースは,厚労省の『人口動態統計』です,今日,総務省統計局の図書館に出向いたので,本資料のバックナンバーにあたって,数字を採取してきました。 ここでいう餓死者とは,以下の死因による死亡者のことをいいます。 1950年~1994年 ・・・ 「栄養欠乏」+「飢え,渇,不良環境への放置」 1995年以降 ・・・ 「栄養欠乏」+「栄養失調」+「食料の不足」 1994年までの「栄養欠乏」の中には,栄養失調も含まれます。95年以降は,栄養欠乏と栄養失調のカテゴリーが分かれているので,整合性を持たせるため,両者を合算しました。11月15日の記事では,「栄
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