文科省の統計によると,2010年度の公立小学校教員採用試験の受験者は54,418人(述べ数),うち採用者は12,284人だそうです。よって,競争率は4.4倍となります。 この競争率は,時系列的にみて,どのように推移してきたのでしょうか。文科省のホームページからは,最近10年くらいのデータしか得られません。教員採用試験の実施状況の統計は,文部科学省が第一法規より出している,『教育委員会月報』という雑誌の秋ごろの号に載っています。私は,この雑誌のバックナンバーをさかのぼり,小学校教員採用試験の競争率を,1975年度試験のものから明らかにしました。 競争率とは,受験者数と採用者数の2つの要素から決まりますので,率の推移と併せて,これらの要素も観察することが望ましいと思われます。下図は,1975年度から2010年度試験までの,実施状況の統計を図示したものです。 受験者数や採用者数は,現在よりも,1
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