若い夫婦の間で、妻の親から金銭の援助を受けるケースが増えている。この10年間で妻の親との距離がぐっと縮まったことが背景にあるようだ。妻の実家の近くに住んでいる夫婦も多く、結婚したら妻は夫の家に入るというのは昔の話のようだ。 家計経済研究所は25~35歳の妻、576人に親の経済的援助に関する調査を2008年10月に行い、09年10月21日に発表した。同じ調査を実施した1998年の結果を比較したところ、10年間で大きく変わったことがあった。 結婚後も妻は実親と近い関係にある 夫の親から援助を受けている世帯は1998年の14.4%から、2008年は9.2%に減少した。一方、妻の親から援助を受けている世帯は1998年の6.1%から2008年の10.4%に増えている。家計経済研究所は、この10年で若夫婦と妻の親との関係が変化したと指摘する。 「若い夫婦の間では、結婚したら妻は夫の家に入るというイメー