パソコン遠隔操作事件の犯人を名乗る人物からのメールどおりに首輪をつけた猫が見つかった江の島(神奈川県)で、防犯カメラに猫の写真撮影などをする複数の若い男の姿が映っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁などの合同捜査本部は、これらの男の中に首輪をつけた人物がいる可能性があるとみて調べている。 捜査関係者によると、今月4日、島内の江島(えのしま)神社近くの広場にある防犯カメラに、首輪がつけられた猫とよく似た猫の写真を撮ったり、抱いたりする複数の若い男の姿が映っていた。島内には35台の防犯カメラが設置されている。 首輪に取り付けられていたメモリーカードを合同捜査本部が解析したところ、「自分は以前、事件に巻き込まれたせいで人生を大幅に軌道修正させられた。メールは解約したのでこれ以上何も発信しない」などの文章が読める仕掛けが施されていた。 関連リンクPC遠隔操作「犯人」3度目メール