理解は出来るが、やっぱり許せない。何度考えても許せない。 以前、地元のクラブに某有名女性芸能人がゲストDJとして出演するパーティーがあった時は、普段クラブや音楽に全く興味を示さない友人達も、こぞって足を運んでいた。どうやら、腕の良い箱付きのDJ達のみで回すレギュラーイベントよりも、遥かに多くの集客をしていたらしい。ゲストDJであるはずの彼女はDJが全く出来ないようで、当日のプレイは別の機材から1時間弱のミックスを流し、何も音が鳴らないDJ機材を前に延々と当てぶりをし続けていたらしいが、友人達は皆口々に「可愛かった」「エロかった」と言って、満足そうにしていた。 それらの事を考えると、タレントDJ達に活躍の場があるのは理解出来る。理解は出来るが、やっぱり許せない。何度考えても許せない。 DJだけに誠実に向き合って、日々鍛錬を続けて、やっと人前でDJが出来る機会が与えられる。それでも任されるのは