ひさしぶりにおれの人生に落胆した。調理の腕のなさっぷりゆえにだ。うまい料理を作る能力がないだけなら、まあ特に気にするほどのことでもない。うまい料理を作ることができるひとが偉いのは、料理をうまく作ることのできるひとが少ないからだ。少数の偉さを保障する相対的に偉くない多数は、それは「普通」ということであって「不幸」ではない。しかし、マズい料理を作ってしまう能力があるようだと深刻だ。一体いまおれはなにをした。米と挽肉とタマネギと卵だ。まあ食卓に並べられるべき優れた献立と呼べるようになるまでには、あと少々なにかが必要かもしれない。しかしこの組み合わせなら、間違ったことでもやらない限りは、いちおう人間の食いものらしいものが出来上がるはずだった。にもかかわらず、出来上がったのは見るも無残食べるも無残、とても料理などと呼べたものではない代物。包丁貴族・団英彦ならずとも餌と呼ぶ。それ以下だ。マズい。馬に蹴
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