著: 長谷川円香 東京駅から新潟駅までは新幹線で2時間ちょっと。東京から来た友人には「新潟って思ったよりも近いんだね」と言われることも多い。ただその手軽さがあだとなってか、地元の友人の半分以上は高校を終えると県外の大学へと進学していく。 「地元を出てから、地元の良さを知る」とはよく言われるもので、やっぱり出ないと分からないことはたくさんある。私自身も例に漏れず、県外の大学へと進学した。 それまで経験したことがない、新潟以外での暮らし。海なし県での生活だったので、まず魚の味の違いに驚き、改めて食の質の高さを知った。 新潟はお米も美味しいし、野菜も魚も美味しい。自然も都市機能も共存しているから生活に不便を感じることはない。中心街から車を15分ほど走らせれば、広大に広がる田園風景。さらに20分走らせれば、山もある。 とはいえ、もともとは帰ってくるつもりなどなかった。 就職戦線に敗れ、夢半ばに帰省
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