最近の若い者は、なっとらん! という人もいるかもしれないが、寺社仏閣の前を通り過ぎる時に、黙礼をしてゆく若者が増えている。 では、彼らは黙礼している寺社の御本尊や御祭神を知っているかというと、そうではない。聞くと、パワー・スポットだからというだけである。たしかに、軽薄な印象も受けるが、私は最近、それはそれでよいと思うようになった。つまり、大切なのは、場所なのだ。日本の神々は、その場に宿りたまうのであり、その場所に行くことが、大切なのだ。 平成の大遷宮でにぎわう出雲大社。一般向けに書かれた学術論集は、7世紀から続く祭祀(さいし)の伝統と、それ以前の祭祀遺跡を、わかりやすく教えてくれる(千家和比古・松本岩雄編『出雲大社 日本の神祭りの源流』柊風舎)。 神祭りをするたびに、場所を選んで祭りごとを行った時代から、人びとは巨大な神殿を造ることに、熱中してゆくことになる。なぜ、出雲の人びとは巨大な神殿
松江市宍道町にある。 来待神社の東約1Km。 田根公民館のある辺りで、道路から300m程入った南の丘。 丘の斜面にあるが、境内には土俵もある。 経験的に、土俵のある神社は信仰が篤い、と思う。 当社の正式名は「本宮神社」。 ただし、鳥居扁額には「来待本宮」とある。 後奈良天皇の天文年中の勧請。 明治五年二月二十八日、村社に列した神社。 明治四十一年四月十二日、 上来待佐久良(佐倉)に鎮座の佐久多神社、同社坐韓國伊太弖神社、 中佐久良に鎮座の神戸神社を合祀。 ただし現在、佐久多神社、同社坐韓國伊太弖神社は 境外末社として旧社地に遷っている。 『神国島根』に、佐久多神社・同社坐韓國伊太弖神社と神戸神社を合祀し、 「西社共式内社なり」とある。 これは「両社共式内社なり」の誤記だと思うのだが、 すると神戸神社も式内社ということだろうか。ではどの式内社に該当するのだろう。 佐久良に鎮座なので、佐久多神
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く