インドでは免疫を働きにくくする「二重変異株」が猛威を振るい、死者は1日あたり4000人を突破。感染確認も連日40万人を超え、病床や医療用酸素も不足している。約1万人の在留邦人のうち、既に少なくとも160人が感染しているが、政府は一時帰国の検討を促すのみ。 「五輪中止を」ネット署名2日で25万筆超!政府無視なら「次はスポンサー企業」と識者指摘 4月下旬にインド直行便を中断した韓国政府は、現地滞在者を帰国させるチャーター機を運航中だ。日本だって昨年1月下旬から2月下旬にかけ、都市封鎖された中国・武漢市にチャーター機を飛ばし、現地邦人とその家族ら計828人の帰国を支援したではないか。 「当時の安倍政権は初便から3日連続でチャーター機を飛ばす気合の入れようでした。感染状況は今のインドの方が深刻なのに、菅首相に危機意識は感じられません」(政府関係者) インドからの「帰国の壁」は、出国前72時間以内の