ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (5)

  • 片付けは心の健康にいい、体や人間関係にも、科学の裏付け

    「片付けと整理のしかたを学べば、疲労感を減らし、職場での生産性が上がり、生活の質を大幅に向上させることができます」と、米デポール大学の心理学教授ジョゼフ・フェラーリ氏は言う。(PHOTOGRAPH BY LAURIE RUBIN, GETTY IMAGES) メンタルヘルス(精神衛生、心の健康)の向上を2024年の抱負に掲げている人は多いだろう。そして、そのうち少なからぬ割合が、物の片付けや整理整頓によって、これを達成したいと考えているに違いない。 片付けとメンタルヘルスが結びつけられる理由のひとつは、散らかった部屋にいると、自分自身や自分の生活に対して自らネガティブな評価を下すようになる可能性があるからだ。雑然とした環境で生活することのマイナス面としては、ワーキングメモリー(作業記憶)の低下、生活の乱れ、気分障害になる確率の上昇、衝動をコントロールする能力の低下などが挙げられる。 また

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  • 【動画】122匹のエイが延々と渦を巻く求愛行動、初の報告

    【動画】今回の研究では、122匹のムンクイトマキエイが「求愛の渦」を作る様子が観察された。交尾中にこうした行動が見られたのは初めてだ。エイたちは5時間にわたって旋回を続け、その間、求愛行動を行う集団が渦から出たり入ったりを繰り返していた。(VIDEO BY SHAWN HEINRICHS) 海面に上がる水しぶきが、その下で何かが起こっていることを知らせている。波の下では、100匹以上ものイトマキエイがぐるぐると渦を巻き、めまいのするようなダンスを何時間にもわたって続けているのだ。 この「求愛の渦」は、ムンクイトマキエイ(Mobula munkiana)の過去に報告例のなかった行動であり、保護活動の非営利団体(NPO)「マンタトラスト」が実施した調査において、今回初めて映像に収められ、2023年11月18日付で学術誌「Marine Biology」に論文が発表された。 メキシコのバハ・カリフ

    【動画】122匹のエイが延々と渦を巻く求愛行動、初の報告
  • 野生のカメが群れで行動する、初の証拠、定説覆す驚きの報告

    ベリーズに生息する野生のメキシコカワガメのオス。近絶滅種に指定されているこのカメは、ベリーズでは珍味として人気が高い。(PHOTOGRAPH BY DONALD MCKNIGHT) ベリーズの濁った川で夜明けにカヌーを漕ぎながら、ドン・マクナイト氏とジャレン・セラノ氏はメキシコカワガメ(Dermatemys mawii)の音に耳を傾けていた。彼らの甲羅には音波発信器が取り付けられており、水中マイクでカメたちの動きを追いかけていたのだ。 データを解析した結果は驚くべきものだった。「まるでクジラの群れを追っているようでした」と、オーストラリア、ラトローブ大学とベリーズ・カメ生態研究所の生態学者であるマクナイト氏は言う。カメたちは一緒に川を泳ぎ回り、場合によっては仲間のカメから約1メートル以上離れないこともあった。論文は2023年9月15日付けで学術誌「Animal Behaviour」に掲載さ

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  • 運動の好き嫌いは腸内細菌で決まる? 意欲高める仕組みを解明か

    米南メソジスト大学運動能力研究所で、パラリンピックの短距離選手の運動機能を分析している。この選手の走るモチベーションの一因は腸内細菌にあるのだろうか?(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) マウスの中には、あまり活発でないものもいれば、回し車で走りたがるものもいる。この違いは、腸内細菌による影響かもしれない。2022年12月14日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された研究により、運動好きのマウスの腸内には、運動への意欲を高める信号を脳に送る細菌がすんでいることがわかった。人間にも同じことが言えるだろうか? 定期的な運動が健康によく、多くの病気のリスクを減らすことは以前から知られている。しかし、成人の80%以上は世界保健機関(WHO)が推奨する週150分以上の運動をしていない。世界的に見て運動不足は、早死や冠動脈性心疾患、

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  • 夏は金色で冬は青くなるトナカイの目、どうなっている?

    冬の間長い極夜が続く北極圏のトナカイは、夏と冬で眼球の中にある反射層の色を変えることができる。写真は、ノルウェーのサーミ族が飼育するトナカイ。この地域の先住民族であるサーミ族は、何世代にもわたってトナカイと共に生きてきた。(PHOTOGRAPHS BY CARL-JOHAN UTSI/GUARDIAN/EYEVINE/REDUX) トナカイに備わった驚異的な能力は、クリスマスイブにサンタクロースとプレゼントを乗せたそりを引いて空を駆け抜けることだけではない。 極地に近い高緯度にすむトナカイ(Rangifer tarandus)は、太陽の光がほとんど当たらない冬の間、料を探したり、捕者から逃れたりしやすいように、目の構造を変化させることができるという。 トナカイの目の奥には、輝板(タペータム)と呼ばれる鏡のような層がある。夏の間、それはターコイズブルーの筋が入った黄金色のオパールのように

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