#サバイバル編はとりあえず終わりです。 「正直、勝てるとは思わなかった。やよいと一対一にならないようにするのが私達の戦略だったんですものね」 「俺もお前が負けを悟っていたように見えた」 伊織は何か言いかけて、しかしそのまま口を閉じた。 IUの優勝から半年が過ぎた。その間、伊織は多忙を極めた。地デジのキャンペーンガールとしては、ポスターの写真撮りぐらいにしか仕事にならなかったが、テレビの露出が増えたのである。念願のMステにも出演できた。冬クールのドラマは、ダメもとで営業をかけた冨士の深夜枠も決まり二本に出演。そして深夜枠にも関わらず番宣の一環でイイトモにも出演した。哲子の部屋にも何故か呼ばれた。番組プロデューサーから理由を聞けば「IU優勝者という時の人でもあり、なによりホストが伊織の出演を熱望した」という事だった。 「モリタさんからアナタ頭がいいからお話が楽しいって聞いておりましたのよ」 そ
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