東京大学東洋文化研究所の教授・安冨歩(やすとみ・あゆむ)さん。2013年から女性ものの服を着るようになり、2014年からは完全に女性の装いで暮らしている。
東京大学東洋文化研究所の教授・安冨歩(やすとみ・あゆむ)さん。2013年から女性ものの服を着るようになり、2014年からは完全に女性の装いで暮らしている。
性同一性障害(GID/Gender Identity Disorder)。誰が、何を、どういう根拠で、診断するのか。あなたの性自認は、精神疾患の診断マニュアルの中で、どう位置づけられ、認識され、記述されるのか。GIDの診断は、言外に何を含蓄しているのか。トランスジェンダーやジェンダークィア、学者、表現者、活動家など多彩な13人が、自身の生活やコミュニティーの中での経験を通して語ります。 多様で歯切れのいい出演者たちは、トランスジェンダーについての神話と誤解を暴露し、性別のステレオタイプに挑戦します。トランスとしての自覚を持ち自身の言葉で語る人たちに、GID概念がどういう影響を与えたのか、映画は明らかにしています。 【上映履歴】 第5回関西クィア映画祭(2010) 邦 題:違いの診断 英語題:diagnosing difference 監 督:Annalise Ophelian 時 間:64
心と体の性が一致しない性同一性障害など、いわゆる性的マイノリティーの子どもにどのような配慮が必要か、文部科学省が対応の在り方を初めてまとめ、30日、全国の教育委員会などに通知しました。 30日、教育委員会などに出した通知によりますと、性同一性障害については、子どもや保護者から相談を受けた場合、サポートチームを作って情報を共有し、医療機関とも連携しながら組織的に取り組むことが重要だとしています。 医療機関で性同一性障害と診断されていなくても子どもの悩みに寄り添い支援を行うことや、卒業後に戸籍上の性別を変更してそれを反映した卒業証明書の発行を求められた場合は、戸籍を確認したうえで当事者が不利益を被らないように対応するとしています。 また、同性愛などほかの性的マイノリティーの子どもに対しても、相談体制を充実させ、教職員が心ない言動をしないよう求めています。 文部科学省児童生徒課の坪田知広課長は、
こんにちは。江端智一です。 「治療方法がない疾病にかかり、その激痛に耐えかねて、床の上で転がり回って苦しんでいる人に対して、あなたは『それは治療する手段がありません』『死ぬまで我慢してください』と言えるでしょうか?」 今回のテーマは、性同一性障害で、男性から女性に性転換をされた方から頂いた1通のメールを元に進めたいと思います。 メールには、当サイト記事『同性間で子どもをつくることは可能か?将来的には高い確率で可能~その技術的検証』 に対する感想と、「子どもが欲しい」という切実な気持ちが綴られていました。また、『出産しやすくする“技術的”方法~出産時期を調節、出産・育児を外部委託…』で言及した「人工子宮」や「出産のコントロール」への期待を願われている様子が、ひしひしと伝わってくる内容でした。 私はこれらの提案を、少子化対策の技術的アプローチから行ってきたのですが、性転換をされた人たちにとって
太田清海県議(63)=県民連合宮崎=が17日の県議会一般質問で、自分の子どもが性同一性障害で苦しんだ体験を告白した。「同じ障害で悩む子どもや親に『そのままでいいんだよ』と、メッセージを伝えたかった」と公表を決意した。 さくらさん(33)は、一卵性双生児の次男として生まれた。20代半ばのとき、太田県議の前で正座して「女性として生きていきたい」と話し、性別適合手術を希望した。突然の告白に太田県議は「手術をしないで自然のままで生きていけばいい」と答えた。 2年前、さくらさんは行方不明になり、大分県の山中で保護された。記憶喪失状態で、親の顔も思い出せなくなっていた。保護された直後、警察で女子トイレに入ろうとした話を聞き、「この子の本当の気持ちは女の子だったんだ」と思い直し、手術に同意した。
noteにて投げ銭を受け付けております。 https://note.mu/yaka/n/ndec479bf1abf 2014/06/17(火) 00:57:11 追記あり。 サンプルは私 私は発達障害(自閉症スペクトラム)と性同一性障害ということで精神科にかかっています。通院の際には「自立支援医療(精神通院医療)」という福祉制度を利用しています。 この「自立支援医療(精神通院医療)」制度は基本的には「指定された医療機関と薬局の中で利用するところを1箇所ずつに限定することにより、医療費の負担を抑えることができる制度」です。しかし、残念ながら私は、少なくとも日本国内で、専門性を要する発達障害と性同一性障害の両方に関して高度に専門的な知識を有する医師を知りません。 そこで、色々調べてみたところ、両方に通える抜け道がありました。これを見つけるのにはホント苦労したのですが、他にも私と似たような例があ
同世代約700人を前に、自らの性同一性障害(GID)について話した2人の高校生がいる。同じ世代に自分のことを伝えたい、自分たちのような存在を知ってほしい、悩んでいる子がいたら独りじゃないと伝えたい――。そんな思いを込めて。 北九州市小倉北区の高校2年奥夏輝さん(16)と鹿児島市の高校3年石川宗さん(17)。ともに、体は女性で心は男性だ。7日、福岡県久留米市立南筑高校のPTA総会で20分ずつ、ブレザー姿でマイクの前に立った。 石川さんは、小さい時から体に違和感があった。中学入学後、セーラー服を着ると、違和感と嫌悪感で気分が悪くなった。1年の2学期からは体操服で通学。学生服を着たかったが、学校からは「前例がない」と言われ続けた。 高校は男子として通学できた。でも、周囲から「男」と信じられていることが、だましているようで苦しい。ある日、クラスメートを集めて告白した。「話してくれてありがとう」。友
性同一性障害に苦しむ人々が、生命保険の壁に直面している。ホルモン投与などの治療を理由に、加入を断る生保会社が少なくないからだ。「心身とも、健康で、軽やかになったのに」と不信感を募らせる。 静岡市在住のヒロキさん(29)=仮名=は昨秋、プルデンシャル生命保険(東京都)に死亡保険への加入を断られた。「治療中」なのが理由だった。性同一性障害のため、昨年1月から3週間に1度、男性ホルモンの投与を受けていると申告していた。同社の広報担当者は「個別の事案には答えられない」と話す。 ヒロキさんは女性として生まれたが、小学生の頃から違和感が芽生え、悩みながらも女としてふるまってきた。本来は男だとは認めたくなく、男性と結婚。妊娠中に我慢できなくなり、出産後に本心を明かした。ホルモン投与で男性らしい外見に変わると、ストレスも軽くなり、不眠も解消した。しかし夫とは音信不通になり、今、頼れる人はいない。「万一、自
性社会・文化史(ジェンダー/セクシュアリティの歴史)の研究者としての活動、研究成果の一端、トランスジェンダーとしての日常と関心事を記していこうと思います。 5月5日(月・祝) 三流ブティックのバーゲンセールのお知らせ?、あるいは安さだけが売りの大衆居酒屋のお薦めメニュー? いやいや、今日(きょうび)どちらの業界でも、もう少しましな「お品書き」を書くと思う。 これは、院長が乳房切除手術中に患者を死なせ、業務上過失致死で書類送検(被疑者死亡のため不起訴)された東京都新宿区歌舞伎町にあった「湊川クリニック」(2012年10月廃院)の待合室の貼り紙。 この貼り紙が書かれたのは2012年5月28日、そして死亡事件は、そのわずか2日後の5月30日に起こった。 人の身体にメスを入れることへの(良い意味での)畏れ、医療従事者としての責任の自覚、そうしたものが、この貼り紙の文面からは、私にはまったく感じられ
性別の変更を可能にした性同一性障害者特例法の施行から、今年7月で10年となる。当事者はどんな思いを抱えて生きるのか。同性愛者らを含むセクシュアルマイノリティー(性的少数者)の現状を見つめる。 × × × 「『自分』はやめろ。軍人じゃあるまいし」。福井県鯖江市に住む30代のヨシキ=仮名=は、高校時代に男性教諭から受けた言葉が胸に刺さっている。自分のことを「私」と呼べない理由があった。「僕」とも言えず、葛藤の末に「自分」を選んでいたのに―。「女なら『私』だろう」。教諭から簡単に一蹴された。 心と体の性が一致しない性同一性障害者のヨシキは、小学校高学年から女性としての体に「何か違う」と感じた。男の子にときめくこともなかった。「大きくなれば治る」と願ったが違和感は膨らむ一方。高校に入ってインターネットの情報に触れ、障害なのだと悟った。 当時、内緒でサラシを巻いていた。トイレは人けのない校舎
日記ブログ風に書かれた小説として、話半分に読んでください。 1. 新入社員の一人が性同一性障害(MtF)の方で、半月後から研修にやってくるため、事前説明があった。 戸籍等では男性だが、女性として扱う。 通り名を女性名に変更しており、仕事は全て通り名で行う。 指定作業服は女性用を着用する。 更衣室と手洗いは専用のものを用意する。健康診断も別枠で行う。 小さな空き部屋が専用更衣室となり、廊下から直接個室に入る形式の「来客用手洗い」が、この新人さんに開放された。 コストがかかる……といえば、それはそうなのだけれど、男性ばかりの会社に女性社員が初めて入ってきたときと、大きな構図は同じだ。 まあ、女性は男性と同じくらいたくさんいるが、性同一性障害の方は人数が少ない。損得勘定で説明するのは困難だ。率直に、「正義のため」とでも考えておくのがよいと思う。なんのために800人もの社員がいるのか。それは、負担
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