アニメーターとのイベントでネコの耳形の飾りをつける蔡英文主席(手前中央)=台北市内で2015年12月1日、鈴木玲子撮影
【ロサンゼルス長野宏美】14日に発表された第88回アカデミー賞(米映画芸術科学アカデミー主催)の演技部門の候補者20人が、2年連続で全員白人だったことから失望の声が広がっている。ソーシャルメディアでは「オスカーは真っ白」というハッシュタグができ、黒人に対する冷遇が指摘されている。 アメフット選手の脳しんとうが題材の「コンカッション(原題)」で医師役を演じたウィル・スミスさんは前哨戦のゴールデン・グローブ賞では主演男優賞候補(ドラマ部門)入り。西アフリカの少年兵を描いた「ビースト・オブ・ノー・ネーション」のイドリス・エルバさんも同助演男優賞に選ばれ、アカデミー賞のノミネートが期待されていた。 興行的に成功を収めた作品も黒人は候補入りできなかった。伝説的ヒップホップ・グループの伝記映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」とボクシング映画「ロッキー」シリーズの新たな物語「クリード チャンプを継ぐ男
日中戦争時の中国人強制連行で、秋田県にあった三菱鉱業(現・三菱マテリアル)の尾去沢(おさりざわ)鉱山で働かされた中国人を戦後、中国に送還する業務を担当した元社員の手記が見つかった。「中国人労働者に報復されるのでは」といった当時の心境や当事者しか知りえない内容が詳述されている。強制連行の被害者がどのようにして帰国したのかを伝える1次史料は極めて珍しく、専門家は「歴史検証を進める上で、企業側の当事者の肉声を伝える貴重な史料」と評価している。 手記を残したのは秋田県出身の元三菱鉱業社員、高松信造氏(故人)で、1970年代後半に書いたとみられる。38年に入社。42年に入営し、陸軍少尉として旧満州に出征した。終戦後に復職し、尾去沢鉱山の中国人を船で送還する業務を担当した。戦後、外務省に提出された「華人労務者就労顛末(てんまつ)報告書(事業所報告)」によると、尾去沢鉱山からは414人が45年11月、博
特定の人種や民族に対するヘイトスピーチの集会に公共施設が利用される事態を防ごうと、東京弁護士会が利用申請を拒否する法的根拠をまとめたパンフレット「地方公共団体とヘイトスピーチ」を作製し、自治体向けに配布している。表現の自由との兼ね合いから対応に頭を悩ませる自治体の担当者らの参考にしてもらい、ヘイトスピーチの規制につなげたい考えだ。 憲法は表現の自由や集会の自由を保障している。これまで山形県や大阪府門真市が人種差別を理由に公共施設の利用を拒否した例があるが、極めて限られているのが現状だ。
弥次さん喜多さんの珍道中が人気を博した、十返舎一九の『東海道中膝栗毛(ひざくりげ)』。二人が向かった伊勢に酒井順子さんが赴き、今なお残る江戸時代の情趣に触れた。 退路断ったヤケクソの旅 初めて私が“弥次喜多モノ”に接したのは、長谷川町子さんの『新やじきた道中記』。次は、しりあがり寿さんの『弥次喜多in DEEP』。いずれも漫画ですが、名うての漫画家の執筆意欲を刺激する、まさに漫画的な魅力が十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にはあります。 弥次さん喜多さんといえば、「お伊勢詣(まい)りに向かう、滑稽(こっけい)な二人組」という印象ですが、二人は単なる友達ではありません。「道中膝栗毛発端(はじまり)」によれば、駿河の裕福な商人の家に生まれた弥次郎兵衛はやがて酒色に溺れ、旅役者の華水(はなみず)多羅四郎(たらしろう)が抱える鼻之助という若衆と男色関係に。駆け落ちで江戸に来た後、元服した鼻之助が、喜多
時間や空間、安心感など、家族としか共有(シェア)できないと思っていたものを、他人と共有する動きが広がりつつあります。国内外のシェアハウスを研究している社会学者、日本大文理学部の久保田裕之准教授(39)に、シェアを巡る現状や家族の未来像について話を聞きました。「将来、家族は数ある支え合いの選択肢の一つでしかなくなるのではないか」と予測しています。【聞き手・鈴木敦子】 −−シェアする行為が広まりつつあるようですね。
問われる政権の意欲 −−夫婦が希望すればそれぞれの姓を名乗ることができる「選択的夫婦別姓」の導入を法制審議会が答申したのが1996年。自民党内ではいまだに賛否の議論が続いています。 ◆党内の別姓推進派は2002年、反対派にも配慮して、家庭裁判所の許可を得た場合のみ別姓を名乗れる「例外的夫婦別姓」法案をまとめたが、却下された。反対派は旧姓の通称使用は容認すると言うが、そうした方向の法案を自分たちで出したことはなく、どこまで本気なのか疑問だ。自民党は憲法改正を掲げた保守政党で、何も変えないのが保守ではない。女性の社会進出が進み、すでに共働き世帯が専業主婦世帯より多くなっている。時代に適応した法律を作らなかったのは立法府の怠慢だ。 −−最高裁は国会の議論を促しました。今後はどう活動しますか。 この記事は有料記事です。 残り872文字(全文1219文字)
人気1位の恵比寿の魅力は「おしゃれ」。クリスマスのイルミネーションに彩られた恵比寿ガーデンプレイス=小関勉撮影 山手線で最も雰囲気が好きな駅は恵比寿駅−−。不動産・住宅情報サイトの「HOME’S」がまとめた東京・JR山手線の人気駅ランキングでこんな結果が出た。恵比寿駅はおしゃれな一方で超高級すぎず親しみやすい、といったバランスがとれている点が評価されたようだ。 同サイトは毎年、「住みたい街」ランキングを発表しているが、駅自体を対象にした人気調査は初めて。週に3回以上、山手線を利用する人を対象に10〜11月にインターネット経由で調査し420人から回答があった。全29駅のうち、上位と下位それぞれ5駅を公表している。 恵比寿駅は40代の女性を中心に70票を獲得。「恵比寿ガーデンプレイスなどに近い」「歩いている人が上品」など、「おしゃれ」であることを推す声が圧倒的に多かった。また、「年齢層が極端に
第78回毎日映画コンクールのアニメーション部門、ドキュメンタリー部門の作品を募集します。 アニメーション部門の最優秀作品は「アニメーション映画賞」、芸術的・実験的に優れたアニメーション作品は「大藤信郎賞」、ドキュメンタリー部門の最優秀作品は「ドキュメンタリー映画賞」として来年1月に発表、2月に表彰します。 2023年1月1日〜12月31日までに完成もしくは上映したアニメーション映画、ドキュメンタリー映画。ただし、アニメーション部門は、制作目的がテレビ用のみの作品は除く。ドキュメンタリー部門は、制作目的がテレビ用のみの作品や上映時間が5分未満の作品、外国語版の作品は除く。 応募フォームに必要事項をご記入の上、下記3点を毎日映画コンクール事務局までお送り下さい。 ①作品DVD5枚(Blu-rayを除く) ファイナライズ済みのもの。映像作品の画面比率は「16:9」で設定して下さい。 比率が「4:
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