10月7日『浅野中学校・高等学校』(ダイヤモンド社)が発刊されました。 東京湾を埋め立て、京浜工業地帯をつくった浅野總一郞がつくった学校です。 本の中から著者として気に入っているところをいくつか抜粋します。 1931年に著された著書『綜合中学の実現』の中の「自分は、教育は実に人物価値の向上を以て最大要件とし、富なくも、位なくも、名なきも、若しその人の人格にして、天地に恥ぢざる良心を有せば、縦ひ其の人は智的教育に於ては中以下にありとも、教育の産児としては最高級に属するを信ずるものである」という言葉に水崎の教育観が凝縮され表現されている。 「昨今の教育改革議論の中では、社会に出てすぐに役立つ職業的な技能をできるだけ早い段階から教えようという方向性が見えますが、逆に中高時代はもうちょっとゆっくりじっくり普遍的な基礎基本を身につけさせたり、人との関係を大切にすることを学ばせたりするべきではないかと
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