横浜市教育委員会は29日、市立子安小(同市神奈川区新子安)の移転新築予定地で地中埋設物の調査を行った際、地中から焼夷(しょうい)弾2発を発見したと発表した。関係機関の指示に従い、すでに適切に処理を終えており、爆発などの危険性はないとしている。 場所は、小学校の移転新築予定地である同区新子安の旧日産グラウンド内で、28日午前8時半ごろに調査委託業者が深さ約90センチの地中から発見。報告を受けた市教委が同10時40分ごろ神奈川署に通報した。 発見された焼夷弾の長さは約50センチで、関係機関が確認したところ、爆発や炎上の可能性が限りなく低いことから、産業廃棄物として現場から除去するとした。 子安小は、学区内の児童数が急増し、普通教室が不足する見込みのため、近隣の敷地に移転整備することになった。