県教育委員会は県立高校・特別支援学校の教員を対象にした勤務実態調査結果を発表した。県立高教諭の3割超が1週間当たりの勤務時間が60時間以上となっており、1カ月間で時間外勤務80時間以上の「過労死ライン」に達する恐れがあることが分かった。超過勤務が常態化していることから、県教委では実態把握を進めるとともに、「働き方改革」に取り組む方針だ。 調査は県立高23校と特別支援学校7校の計30校を対象に、昨年9〜10月にかけて実施。計1939人から回答を得た。同様の調査は今回が初めて。正規労働時間は1週間当たり42時間30分だが、教諭で平均14時間10分、副校長・教頭で同21時間17分もの超過勤務時間があり、常態化していることが浮き彫りになっている。 県立高で過労死ラインに達する可能性があるのは教諭の30・3%を占め、副校長・教頭では67・3%と突出している。県立高の教諭1人当たりの1日の勤務時間のう