東京都町田市の私立鶴川高校(百瀬和男校長)で、教職員組合への嫌がらせで授業時間中に長時間学校外での立ち番を命じられているとして、鶴川高校教職員組合の教員十人が二十八日、東京地裁立川支部に提訴しました。同校を運営する学校法人明泉学園と、同学園理事長を兼任する百瀬校長に損害賠償を求めています。 訴状によると、同校では二〇〇七年九月から「マナー指導当番」として管理職以外の教員に週当たり一人平均二時間三十分、学校周辺での立ち番を命令。〇八年十一月に生徒が痴漢に遭う事件があって以降、「学園防衛当番」などと改称して立ち番の場所と時間を順次増やしました。 とくに鶴川高校教職員組合に所属する教員の立ち番は、〇八年十一月六日からは週当たり一人平均三時間五十一分、〇九年一月十三日からは同六時間三十二分、二月二十日からは同十七時間十六分にもなっています。主に授業時間中に、生徒がほとんど通らない場所に立たせており