料理人・金萬福が、各時代の中国の文献に書かれた料理を再現し、食べるという趣向のミニ番組。 時代ごとの事情を鑑みた文献考証は思いのほかしっかりなされており、中国文化に興味がある人は必見。 (例:同じ『醤』と書いてあっても、時代によっては『黒酢』だったり『味噌』だったりするので、注や料理関係の文献を読み込む必要がある) …なのだが、全編に流れるストロングなバカテイストがそれを感じさせないあたりがナイス。 基本的に、金萬福が文献やレシピを紹介しながら一人で喋りながら料理を作っていく。 彼は日本語が結構話せるのに、わざと吹き替えの声が重なる。ギャグを飛ばせばどこからともなく観客の笑い声が…… そう、タイトルですでにモロバレだが、この番組自体が「世界の料理ショー」のパロディであり、金萬福がグラハム・カー役なのだ。 そしてグラハム・カーといえば、料理中にしきりと呼びかける「スティーブ」の存在があまりに