政府は地球温暖化を防ぐため、火力発電所などから出る二酸化炭素を回収して地中深くに封じ込める技術の実用化を目指し、来年度・H26年度から日本周辺の海域で封じ込めに適した地層の調査を始めることになりました。 火力発電所や工場の排出ガスなどから二酸化炭素を回収して地下1000メートルより深い地中に封じ込める技術は「CCS」と呼ばれ、地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素を削減する切り札になると期待されています。 海外ではアメリカやノルウェーなどですでに実用化されていますが、日本政府も北海道苫小牧市で本格的な実証実験を行う準備を進めており、来年度以降、日本周辺の海域10か所で、二酸化炭素を封じ込めやすい地層の調査を始めることになりました。 具体的には、調査船から音波を使って海底の地層の構造を調べ、二酸化炭素を封じ込めるのに適した特殊な地層を見つけるとしています。 日本周辺の海域には、国内の年間