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ブックマーク / www.10plus1.jp (2)

  • フィールドワークと在野研究の現代的方法論

    大学のなかの在野 荒木優太──まずは自己紹介から。私は日近代文学、とりわけ有島武郎を中心に研究をしている「在野」の研究者です。修士課程を出てから、フリーターをしながら余暇を研究に当ててます。そんな研究生活のなかで、なぜ自分がこうなったのか(そしてどうしていくべきなのか)、また、これから先、自分の後輩たちが大学に所属し続けることが果たしてできるのだろうかということを不可避的に考えざるを得なくなったんですね。それで、大学機関に属さずに勉強や研究を続けるために、過去の人たちのやってきたことをちゃんと調べてみようと思って、「エン-ソフ」(En-Soph)というインディペンデントのウェブサイトで、2013年に「在野研究のススメ」という連載を始めました。大学に属さなかった研究者たちの略歴と研究内容をコンパクトにまとめて紹介する、という仕事です。過去から学んで未来に活かすというのが人文系の大きな魅力な

    フィールドワークと在野研究の現代的方法論
  • 「オブジェクト」はわれわれが思う以上に面白い

    左から、エリー・デューリング氏、清水高志氏、柄沢祐輔氏(《s-house》にて) オブジェクトの中のプロジェクト ──反プロセスとしてのプロトタイプ論 fig.1──ブルーノ・ラトゥール 『虚構の近代 ──科学人類学は警告する』 (川村久美子訳、新評論、2008) fig.2──Elie During, "Prototypes (pour en finir avec le romantisme)" in Esthétique et Société, C. Tron dir., Paris, Éditions de L'Harmattan, 2009.(「プロトタイプ論 ──芸術作品の新たな分身(1)」 『現代思想』 「特集=現代思想の新展開 2015 ──思弁的実在論と新しい唯物論」 青土社、2015年1月号) 柄沢祐輔──今回の鼎談では、来日中のエリー・デューリングさん、清水高志さんと、

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