「Rubyによるデザインパターン」の要点と使いどころの続きです。 『Rubyによるデザインパターン』の「第Ⅲ部 Rubyのためのパターン」についてまとめます。第Ⅲ部は、どの章もそれだけで本が1冊書けるような濃い内容なので、本書を足がかりに別の本も合わせて読んだほうが良さそうです。 DSL: ドメイン特化言語 概要 DSL: ドメイン特化言語(Domain-Specific Language)とは、あるドメイン(領域)の言葉を用いてプログラミングができる言語。例えば、会計士が会計の事柄をそのまま表現できる言語など。 外部DSL: 会計士の言葉でプログラミングができる会計用DSLがある場合、そのDSLを解析・実行するためにパーサとインタープリタが必要になる。このように、DSLとインタープリタが別々の場合を外部DSLという。 内部DSL: DSLが何らかの言語(例えばRuby)と同じ書き方ができ