人々がつながるソーシャルネットワーク。ビジネスではもちろん、アカデミック領域でも主要な関心テーマとなって久しい。だがその間には見えない溝のようなものがあり、なかなか越えられないのだとか。 様々な現象をネットワークとして捉え、ネットワーク科学を研究する高口太朗氏とGunosy開発本部の関喜史氏が、ソーシャルネットワーク研究の現状と未来を語り合う。 by 馬場美由紀 (CodeIQ中の人) ネットワークを時間構造で見ることの意義 高口氏はずっとアカデミック畑の研究者だが、ソーシャルネットワーク分野では企業内のデータを活用した研究もしている。一方、関氏もGunosyの業務のかたわら、東大大学院の博士課程に籍をおき、論文も執筆している。 今回の対談では、互いにビジネスとアカデミックの二つの領域をオーバーラップさせながら、ソーシャルネットワーク研究の最前線的な話を語り合っていただいた。 高口:ソーシ