関連トピックスソニーパナソニックオリンパス オリンパスはソニーとの資本提携に向け最終調整に入る。ソニーとともに資本・業務提携交渉を進めてきたパナソニックが、交渉から撤退する方針を固めたためだ。オリンパスは近くソニーに独占交渉権を与え、詰めの交渉に入るとみられる。 オリンパス側は20日にあったパナソニックとの交渉で、500億円の出資受け入れと、デジカメ事業での具体的な提携条件などを示した。パナソニックが社内で検討した結果、オリンパスが示す「将来の追加出資を認めない」などの条件を受け入れられないと判断。「出資が十数%に限定されては、期待しただけの提携効果が得られない」という結論に達したという。 オリンパスは一連の損失隠し問題の影響で2012年3月末の自己資本比率が4.6%まで落ち込んでいる。今後はソニーとの資本・業務提携で、500億円の資本増強に加え、世界シェアの7割を占める内視鏡の技術