古川聡さん(47)ら日米ロの3飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は10日午前1時18分(日本時間同6時18分)、国際宇宙ステーション(ISS)に南大西洋上空でドッキングした。ソユーズの気密性などの確認後、古川さんらはISSに入室し、約5カ月半の長期滞在が始まる。 古川さんは今回が初飛行。日本人のISS長期滞在は2009年3〜7月の若田光一さん(47)、同年12月〜10年6月の野口聡一さん(46)に続き3人目。 ソユーズは完全自動操縦でISSに接近、ドッキングした。古川さんらは入室後、モスクワ近郊の飛行管制センターの家族らと交信する。 古川さんは、無重力状態での植物の成長やたんぱく質生成など多くの科学実験を行う。また医師の経験を生かし、宇宙での診療システムの検証実験に参加。自身の脳波や心拍音などを調べて即診断し、飛行士の今後の健康管理に生かす。 古川さんは今年11月16日、地球に帰還する