印刷 関連トピックス地震 東日本大震災で、LPGタンクが爆発炎上したコスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)について、コスモ石油の事故調査委員会が2日、原因についての調査結果を公表した。当時、検査のためにLPGガスよりも比重の高い水が充填されていたタンク1基が地震による震動を支えきれずに倒壊し、引火したとしている。 タンクは、LPGガスが充填された状態では耐震基準を満たすように設計されていた。水はLPGガスよりも2倍の重さがあり、地震による振動のために想定を超える負荷が支柱部分にかかったとみられる。 まず、水が満たされていた1基が倒壊し、漏れ出たLPGガスに引火して隣接するタンク群が爆発。最終的にタンク17基が爆発や炎上した。発生から11日目の3月21日に鎮火した。 関連リンクコスモ石油千葉製油所が鎮火 大震災発生から9日目(3/19)コスモ千葉製油所、火災続く 携帯メールでデマ情報も(