最近は各プロバイダで「Outbound Port 25 Blocking」というものが導入されている。これは自社の送信メールサーバーから自社以外のメールアドレスのメールを送信させない仕組みであり、これにより送信者を偽装した「迷惑メール」の送信を止めてしまうことができる。しかし、自分のパソコンを送信メールサーバーに仕立ててしまえば「送信者を偽装した迷惑メール(以下「偽装メール」という)」が送り放題になるという弱点がある。迷惑メールに限らず、ウイルスがばら撒くメールはだいたいこのような仕組みで送信されている。 さて、もし自分が所有している独自ドメインを偽装したメールが迷惑メール業者や、ウィルスによって全世界にばら撒かれたら、どうなるだろうか。最悪の場合、迷惑メールのデータベースに登録され、このデータベースを参照するサーバーから、自分のドメインで送ったメールはすべて迷惑メール判定を食らうことにな